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‘龍山 ’拘束撤去民, 検事告訴

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/354513.html

原文入力:2009-05-12午後07:13:09
捜査記録 公開拒否理由…憲法訴訟審判請求も

キル・ユンヒョン記者,キム・ナムイル記者

‘龍山惨事’ 裁判過程で検察が裁判所の決定にもかかわらず、全体の4分の1に及ぶ捜査記録の公開拒否に固執しており、裁判の公正性に対する憂慮が提起されている。この事件で拘束起訴された撤去民たちは12日捜査記録未公開を理由に自分たちを起訴した検事を職務遺棄疑惑で告訴し、憲法裁判所に憲法訴訟審判も請求した。

龍山撤去対策委員会委員長イ・チュンヨン(36)氏など6人はこの日、自分たちを捜査し起訴した検事2人を職務遺棄および証拠隠匿などの疑惑で大検察庁に告訴した。イ氏などは去る2月、5人の撤去民と警察官1人が亡くなった龍山惨事を起こした疑惑(特殊公務執行妨害致死など)で起訴され裁判を受けている。

これらは告訴状で「裁判所が捜査記録の閲覧・謄写を許さなければならないと決めたにもかかわらず、検事たちがこれを拒否した」として「これは検事が被告人に有利な捜査記録を提出する義務に違反したことで職務遺棄罪に、被告人に有利な証拠を裁判所に提出せずに隠匿したことなので証拠隠匿罪に各々該当する」と主張した。告訴人らはまた「検察が政治的意図を持って組織的に龍山惨事の実体的真実を隠すために刑事訴訟法の趣旨を全面否定し告訴人たちが公正な裁判を受ける権利を侵害した」と明らかにした。

先立ってこの事件の裁判所であるソウル中央地裁刑事合意27部(裁判長 ハン・ヤンソク)は先月14日、検察捜査記録1万余ページの中で裁判所に提出されなかった3000余ページに対する弁護団の閲覧・謄写要請を許可したが検察はこれを拒否した。このために弁護団が弁論を拒否するなど裁判が跛行している。

イ氏たちはこの日憲法裁判所に憲法訴訟審判も請求した。

これに対して検察関係者は「検察側も公開しなかった捜査記録を裁判で証拠として活用できないから(弁護人側が)問題にすることはできない」として「警察関連捜査記録は撤去民裁判と関連がなく公開しない」と話した。

キル・ユンヒョン,キム・ナムイル記者charisma@hani.co.kr

原文: 訳J.S