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判事たち, シン最高裁判事事態 ‘集団対応’

原文入力:2009-05-12午後07:07:05
ソウル地方裁判所単独判事たち 全体会議 招集論議
裁判所通信網に “官僚文化に怒り” “みじめだ”

ソン・ギョンファ記者,ノ・ヒョンウン記者

←イ・ヨンフン大法院長が12日午前、ソウル,瑞草洞の大法院庁舎に出勤している。 シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr

‘ロウソクのあかり裁判’ に介入したシン・ヨンチョル最高裁判事に大法院公職者倫理委員会が中途はんぱな措置を下したことに対する判事たちの反発が強くなっている。裁判所内部通信網には11日に続き12日にも判事たちの批判文があふれ、ソウル中央地裁の一部単独判事たちは集いを作り単独判事会の招集を議論するなど集団対応に出た。

ソウル中央地裁単独判事7人は ‘全体単独判事会の活性化研究会’ (研究会)を作り、‘シン・ヨンチョル最高裁判事事態’ 対応方案を去る11日議論した。司法試験期数および訴訟分野を考慮して代表7人で構成されたこの集いで、判事たちはシン最高裁判事問題を解決するための全体単独判事会の招集方案を議論したと伝えられた。ソウル中央地裁の単独判事は150人余りで、判事の5分の1以上の招集要求があれば全体単独判事会議を開くことができる。

単独判事たちの集団対応の動きが起きるやイ・インジェソウル中央地裁所長は12日午前、刑事首席部長判事と民事首席部長判事を呼び会議を行ったと知られた。この席ではシン最高裁判事問題とともに裁判所懸案全般に対する話が行き来したと伝えられた。

この日、議政府地方裁判所ユン・テシク判事は裁判所内部通信網に ‘司法権の独立を考える’ という題名の文を載せ「シン最高裁判事の当時の行為は明確に裁判権を侵害したもので、進んで司法権の独立を侵害したもの」という立場を明らかにした。ユン判事は「明白な裁判侵害行為を、少し‘オーバー’して起きたことと考える官僚主義的司法府文化に怒る」として「これは文化や慣行の問題ではなく憲法侵害の問題」と強調した。

仁川地方裁判所キム・ジョンア判事も ‘沈黙を破る理由’ という文を載せ、「倫理委の審議結果を見てみじめさを禁じ得ない」として「司法府に対してこれ以上期待することは止めようという絶望感の表現と変わらない現在の沈黙が、あたかも正当性付与に同調するように解釈されて残念だ」と話した。議政府地方裁判所抱川市裁判所イム・ヒドン判事も通信網にあげた文で「シン最高裁判事の所信が ‘裁判官の独立を侵害しなかった’ ということなら今からでもその理由を公開弁訴しなければならない」と主張した。

一方、民主社会のための弁護士会はこの日 ‘倫理委決定に対する公開質問書’ を大法院に送り「シン最高裁判事事態の後続措置を懲戒委でなく倫理委に付議した理由と倫理委の具体的審議結果を明らかにしなさい」と要求した。

野党も声を高めた。チョン・セギュン民主党代表はこの日午前、国会で開かれた院内対策会議で「司法府の自浄能力がこれほど不在だとは疑問を抱かざるをえない」として「シン最高裁判事が踏みとどまっていないで自身の名誉ばかりでなく司法府の権威を守るためにも一日も早く自ら勇退しなければならない」と主張した。

スン・ギョンファ,ノ・ヒョンウン記者freehwa@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/354506.html 訳J.S