原文入力:2009-05-12午前12:23:27
新局面を迎えた ‘シン最高裁判事 波紋’
裁判所 内部通信網に ‘辞退要求’ 相次ぐ
“最高裁判事が正しくないならば尊敬撤回”
パク・ヒョンチョル記者
大法院公職者倫理委員会(委員長 チェ・ソンファ)が ‘ロウソクのあかり裁判’ に介入したシン・ヨンチョル最高裁判事に ‘警告・注意措置勧告’ という中途はんぱな処分を下したことに対して、一線判事らが11日相次いで批判文を出しシン最高裁判事の辞退を要求した。見解表明を自制していた一線判事たちは、イ・ヨンフン大法院長の決断も促し ‘シン・ヨンチョル最高裁判事波紋’ が新しい局面をむかえている。
ソウル中央地裁ソ・キホ判事はこの日、裁判所内部通信網に文を載せ「大法院長様と法院行政処は適法手続きの原則を守らなければならない」として「シン最高裁判事の行為は懲戒理由に該当し、本人が辞退しない以上は裁判官懲戒法に基づく懲戒手続きが開始されなければならない」と主張した。ソ判事は「(去る4月開かれた)全国裁判官会議で大部分の判事が(シン最高裁判事事態が) ‘裁判関与の素地がある程度’ でなく、明確に裁判関与に該当するといった」として「大法院長と法院行政処は泣いて馬しょくを斬るの心情で模範を示すべきだ」とシン最高裁判事の懲戒を繰り返し要求した。
同じ裁判所のイ・オクヒョン判事も ‘希望,倫理委,絶望’という題名であげた文で「最高裁判事は正しくあらねばならず、不正と不当な干渉に非妥協的でなければならないが、このような要件をそろえられない最高裁判事がいるならばその尊敬を撤回する」とし、去就を明らかにせずにいるシン最高裁判事を正面から批判した。イ判事は「今回の事件を 禍転じて福となす の契機にする意志が裁判所首脳部,法院行政処,私たち自身にあるか疑問」と指摘した。
彼は「‘保釈には慎重を期しなさい’ とか特定事件を特定裁判所に割り振ったり特定裁判所を排除する行為が何を意味するか、判事たちは聞いた瞬間に分かる」として「(これに対して) ‘司法行政権行使の一環’とか ‘職務上義務違反行為に該当すると見にくい’ とした倫理委の決定には納得できず重苦しい」と明らかにした。光州地方裁判所木浦支院ユ・ジウォン判事も「シン最高裁判事様の決断をあえてお願いする」として自主的辞退を促した。
去る2月裁判介入波紋がふくらんだ後、判事たちは時々シン最高裁判事に対して批判的見解を明らかにした。だが、この日内部通信網に相次いで提起された意見はシン最高裁判事の辞退とイ大法院長の決断を直接的に要求したものであり、判事たちの集団行動につながるか注目される。一部判事たちはこの日、裁判所別判事会議の招集を要求することもした。
改革指向の裁判官の集いである ‘私たちの法研究会’ 会長であるムン・ヒョンベ釜山地方裁判所部長判事は個人意見であることを前提に「司法の独立と司法行政権が交錯するならば、当然に司法行政権が司法の独立に道を譲らなければならない」としてシン最高裁判事の行為を ‘司法行政権行使の一環’ とする結論を出した倫理委を批判した。ムン部長判事は「裁判の独立は法治主義の核心」と強調した。
ソウル東部地裁オ・ギョンロク判事は「昨今の事態の結末に関する素晴らしい1ページを飾ってくれるように切に希望する」としてイ大法院長の決断を促した。
一方、大法院関係者はイ大法院長がシン最高裁判事問題に対する立場を今週後半に明らかにすると見られると伝えた。パク・ヒョンチョル記者fkcool@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/354325.html 訳J.S