原文入力:2009-05-12午前07:34:59
今年22校で2200億策定…100億以上 7校
使用内訳は ‘ベール’…「肥大化競争 相変わらず」批判
ホン・ソクチェ記者
首都圏の22ヶ主要私立大学が今年度予算を編成し経済不況の中でも2000億ウォンを越える積立金を策定したことが分かった。この勘定科目はこの間 ‘使用内訳が不明で大学間肥大化競争を煽り登録料を引き上げさせる要因’ という指摘を受けてきた。
11日<ハンギョレ>が在学生1万人を越える首都圏大学22校がホームページに公開した ‘2009学年度校費会計予算書’ を総合分析した結果、これら大学が今年積み立てるという積立金は計2288億ウォン余りに達した。大学の積立金は研究・建築・奨学・退職など特定事業に使う名目であらかじめ取っておく資金で、これまで実際の細部使用内訳が公開されていない。
22ヶ大学の内100億ウォン以上の積立金を策定したところは7大学と集計された。特に延世大は912億8980万ウォンを積立金予算として圧倒的に多かった。これは延世大全体予算7436億ウォンの12.3%に相当し、学生たちが払う授業料総額3415億ウォンの26.7%に該当する規模だ。延世大の場合、昨年(686億6481万ウォン)と比べても32.9%増えた。これについて延世大財務部関係者は「学校同窓などが出した寄付金が増え積立金規模も大きくなった」として「積立金の造成および使用は学生たちの授業料とは全く関係がない」と話した。
積立金規模は慶煕大(265億ウォン)・高麗大(224億)・梨花女子大(216億ウォン)が200億ウォン台で後に続き、その次は成均館大(158億)・中央大(110億)・淑明女子大(101億ウォン)の順だった。調査対象大学全体の今年度積立金規模は昨年に比べ1.0%(21億7719万ウォン)増えた。
これら大学の大部分が「経済不況の中で学生と父母の経済的困難を勘案し今年度授業料を凍結する」と明らかにしたが、すぐ必要と言うわけでない積立金予算額は昨年より増えたわけだ。
イム・ウンヒ韓国大学教育研究所研究員は「我が国全体私立大学が投資もせずに積み上げた積立金総額が2008年現在で5兆4000億ウォンに達する」として「不必要な肥大化競争を自制し、代わりに教育条件改善に投資する必要がある」と話した。
予算案の中では実際には使われなかったり、お金が残った時には翌年に繰り越すお金である ‘未使用次期繰越資金’ をあらかじめ策定しておく場合すらあった。檀国大が181億ウォンを策定したのをはじめとして、亜洲大が92億ウォン,漢陽大が59億ウォンを次期繰越金として編成した。檀国大側は「以前に学校から外部に貸したお金を今年受け取れなければ来年にも受け取るという考えで ‘来年収入’ として把握したもの」と話した。
ホン・ソクチェ,イ・ギョンミ記者forchis@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/354433.html 訳J.S