原文入力:2009-05-10午後08:50:10
チョン・モンジュン,コン・ソンジン最高委員など加勢 党指導部に圧迫
パク・ヒテ “10月前 不可”…得るものがない パク・クネ目ざわり
シン・スングン記者,キム・ジウン記者,パク・ジョンシク記者
←(左側)キム・ムソン ハンナラ党議員が10日午後、トルコ行航空機に乗ろうと仁川空港出国場を出て挨拶している。仁川空港/パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr (右側)米国を訪問中のパク・クネ ハンナラ党前代表が10日サンフランシスコのある食堂で記者らと懇談会をしている。 サンフランシスコ/聯合ニュース
4・29補欠選惨敗収拾策を巡って混沌に陥ったハンナラ党で早期全党大会を通じた全面刷新論が広がっている。この間 ‘民本21’ と少壮派の一角から提起された早期全党大会論についに一部最高委員たちまで加勢した。
チョン・モンジュン ハンナラ党最高委員は10日記者懇談会を開き、党一部の早期全党大会主張に対して「検討する価値がある」と話した。
チョン議員は特に「最高委員が誰かの意見を(代わりに)反映するのは望ましくない」として「パク・クネ前代表のような実質的に党に指導力と影響力がある方が出てきてこそ意味がある」と話した。‘場外指導者’ に留まっているパク・クネ前代表の全党大会出馬を圧迫したのだ。
コン・ソンジン最高委員もこの日<ハンギョレ>との電話通話で「イ・ミョンバク大統領はパク・ヒテ代表を中心に党を刷新するためにキム・ムソン院内代表推戴に同意したが、パク・クネ前代表がこれを拒否したので他の方法を探さなければならない」として「刷新特別委で早期全党大会を含めた刷新策を議論するほかはない」と話した。
二人の最高委員の発言は現指導部を維持したまま派閥葛藤解消と党-大統領府間の疎通改善に集中した ‘イ・ミョンバク-パク・ヒテ刷新案’ の核心である ‘キム・ムソン カード’ がパク前代表の拒否で失敗に終わり刷新動力が喪失されたことに伴う苦肉策と解説される。
しかしパク代表が ‘早期全党大会’ に強い拒否感を表わしてきた状況で、親イ・ミョンバク系統に分類される二人の最高委員が ‘全党大会不可避論’ に加勢したことにより論議はより一層加熱するものと見られる。全党大会開催で最高委員職を出さなければならない当事者が全党大会の必要性に同意しただけに、パク代表もこれをむやみに拒否することはできないためだ。親イ直系のある議員は「今や指導部総辞職を前提とした早期全党大会は避けられない大勢」として「ただし刷新特別委で新しい枠組みを作った後に全党大会をするのか、あるいは現在システムそのままで全党大会を行うのかだけが残っている」と話した。民本21所属のある議員も「民本21が党・政府・大統領官邸刷新を要求した時から、現在のパク・ヒテ代表体制では来年の地方選挙を戦うことができないという共感があった」として「早期全党大会は避けられない道」と話した。
残る問題は結局、パク・ヒテ代表とパク・クネ前代表の選択だ。パク代表は継続して持ちこたえる態勢だ。パク代表のある核心側近は「刷新委活動も数ヶ月はかかり全党大会を準備しようとすれば代議員を選ぶ手続きだけでも最小2ヶ月は必要だ」として「10月補欠選敗北後なら分からないが、それ以前に早期全党大会開催は不可能だ」と話した。
党権掌握のために直接出馬しない限り早期全党大会を通じて得るものが多くないパク・クネ前代表もすっきりしない反応だ。従って早期全党大会論は ‘湯飲み茶碗の中の嵐’ に終わるという展望もある。
しかし相当数の親イ直系と少壮派の早期全党大会貫徹意志が強く、最終結果が注目される。
親イ直系のある議員は「この程度の状況ならばパク・ヒテ代表は席だけ守ろうとするのではなく、パク・クネ前代表に直接会って ‘私が代表職を出すから早期全党大会を通じて新指導部を選び党を生かそう’ と正面勝負をしなければならない」としてパク代表の決断を促した。
シン・スングン,キム・ジウン記者skshin@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/354183.html 訳J.S