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親イ系 選択, 分裂か 説得か

原文入力:2009-05-08午前09:31:36
大統領・党代表が差し出した手 拒否されるや困惑
党内葛藤 加速展望…一部では ‘かまの掛け合い 継続’

チェ・ヘジョン記者

←ナム・ギョンピル ハンナラ党議員が7日午前、国会議員会館で開かれた ‘民本21’ 主催討論会途中、最近の与党状況に対する自身の意見を書き、ある報道機関記者に送った文字メッセージを再確認している。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

7日午前、米国からで飛んできた ‘冷たい’ 便りにイ・ミョンバク系(親イ)議員らは当惑感を隠せなかった。米国を訪問中のパク・クネ前代表が親イ側のキム・ムソン院内代表推戴の動きにブレーキをかけ、親イ側は終日パク前代表の真意が何か、以後党に及ぼす影響がどうなるかに神経を尖らせた。

パク前代表の発言に対する親イ側の反応は大きく ‘反発’ と ‘慎重’ の二種に分かれる。まずパク前代表が明らかにキム・ムソン院内代表カードに対する反対意向を明らかにしたことによって、党の和合努力に冷水を浴びせたという反発情緒が強い。大統領と党代表がキム・ムソン院内代表推戴という和合の手を差し出したのに、これを拒否して結果的に党の分裂を増幅させているという批判だ。パク前代表が手を握ることを拒否した以上、親イ中心で陣容を組み執権2年目を突破しなければならないという主張も出てきている。親イ側のある核心党役員は「キム議員を院内代表に推戴することが親イ-親パクの化学的結合のための起爆剤の役割をすると思ったが、一方が拒否するならばどうしようもない」として「今は国民だけを眺めて、団結よりは刷新に焦点を合わせるほかはない」と明らかにした。

反面「生半可に断定する必要はない」という慎重論も少なくない。 パク前代表の発言が ‘キム・ムソン院内代表論’ 自体に対する反対というよりは、あたかも上層部で院内代表を任命するような形で出てきたことに対する不満だという解釈だ。実際に親パク側ではイ大統領がパク前代表を国政のパートナーと認定していないのに、キム議員を院内代表に推戴することで ‘すべき事はすべてした’ として恩着せがましくすることだと疑っている。そのため、親イ一部では「私たちが真正性を見せるべきだ」として説得作業を繰り広げなければならないという主張が出ている。首都圏のある再選議員は「キム議員を院内代表に推戴する案は、すでに去る年末から親イ内部で幅広い共感を得たことなのにパク前代表が誤解したようだ」として「パク前代表が米国から帰ってきて議員らの真意を知ることになれば(親イ側の)真正性を理解することになるだろう」と話した。

現時点では ‘キム・ムソン院内代表推戴’ の他には特別な和合策がないということも ‘キム・ムソン カード’ に拘る理由だ。親イ直系のある議員は「他の代案がなくはないか」として「親パク議員らを相手に説得作業を始めていく」と明らかにした。

親イ-親パクの派閥問題がどのように展開するかは来る11日、パク前代表が米国から帰ってきた後にさらに鮮明になるものと見られる。鍵を握っているパク前代表の正確な意向を把握しなければならないためだ。もし帰国後にもパク前代表が今と同じ態度を継続して維持する場合、親イ-親パクの葛藤の谷は回復しにくい段階に入り込むかもしれない。ある再選議員は「ハンナラ党でなく ‘2ヶ国党’ で行くほかはなくないか」と展望した。

だがパク前代表が ‘キム・ムソン カード’ を継続して拒否することは難しいという展望も出ている。議員らの間の共感が確認された場合、これを拒否するほどの名分を探すのが難しいためだ。ある首都圏初当選議員は「米国から帰ってきた時、議員らが推戴する雰囲気になっても、それをあえてしないでくれと言うことにはならないだろう」と楽観した。

これと共に親イ側ではパク前代表が ‘キム・ムソン カード’ を受け入れようが断ろうが、大きく損をする話ではないという考えも少なくない。来る10月の補欠選と来年の地方選挙を控えて公認権を握っている事務総長が ‘実力者’ であり、院内代表は特別な権限を行使できないためだ。親イ側のある党役員は「キム議員が院内代表になれば、事務総長をはじめとする主要党職は親イ側が握ることになる」として「‘キム・ムソン カード’を親パク系が受けなくても、とにかくすべき事はすべてしたという姿を見せることができる」と話した。 チェ・ヘジョン記者idun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/353839.html 訳J.S