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「国会先進化法は豚に真珠」 …天に唾するセヌリ党

登録:2013-11-13 21:22 修正:2014-09-05 20:29
憲法訴訟請求・法改正推進 論難
法案を主導したファン・ウヨの隣で
シム・ジェチョル、チェ・ギョンファンなどが批判 珍風景
"総選挙過程 公認漏れ・落選した方々が
まともに検討もせずに賛成" 主張も
セヌリ党のファン・ウヨ代表(左から2人目)とイ・ジェオ議員(右端)が13日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)のセヌリ党舎で開かれた最高重鎮連席会議で話を交わしている。 ニューシス

"現時点では国会先進化法でなく‘豚に真珠法’と言わざるを得ない。"

国会先進化法は昨年セヌリ党の総選挙核心公約だった。 しかし予想外に総選挙で過半議席を達成した以後セヌリ党が法案推進を先送りするや大統領選挙を見据えた朴槿惠(パク・クネ)非常対策委員長が直接立ち上がり先進化法の通過を圧迫した。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領、ファン・ウヨ セヌリ党代表など去る18代国会で国会先進化法に賛成した与野党議員127人が、突然‘豚’に‘真珠’を付けた人々になった。 シム・ジェチョル セヌリ党最高委員は13日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)の党舎で開かれた最高重鎮連席会議で 「決まった議事日程を好みに合わせて選んで食べる民主党の動きは国会先進化法がなければ不可能だ。 成金が突然に増えた財産をふんだんにばら撒く局面」とし‘豚に真珠’論を展開した。 参加した一部の重鎮議員らは笑いをこらえられずクスクスと笑った。

 昨年4月の総選挙でセヌリ党が代表的な政治刷新公約として活用した国会先進化法に対する与党の‘セルフ蔑視・戯画化’が連日続いている。 国会先進化法通過を主導したファン・ウヨ代表はこの日、会議の冒頭発言で野党の議事日程拒否を批判しつつも 「与野党は合意すべきは合意して、合意できないものはさらに熟考する‘協力政治精神’で国会先進化の道を歩まなければならない」と話した。 前日、院内指導部が持ち出した国会先進化法違憲訴訟カードを婉曲に批判したのだ。

 だが、すぐ隣席に座ったチェ・ギョンファン院内代表は、ファン代表の発言が終わるやいなや国会先進化法の改正を力説した。 前日、違憲訴訟会議を主宰したチェ院内代表は 「手のつけられない状態の野党がいる我が国には、国会先進化法は合わない制度ということが判明している。 江南(カンナム)のミカンを江北(カンブク)に植えれば、カラタチの実になる」と話した。

 これに先立ってチェ院内代表は、ラジオ インタビューに出演し‘国会先進化法がセヌリ党の総選挙公約ではなかったのか’という質問に「(国会先進化法は)総選挙が終わって5月に作った」と話を受けた後、「その時はいわゆる‘レイムダック国会’であった。 国会議員の半数以上が公認を受けられなかったり落選したが、こうした方々が投票した。 (そのために悪用の素地に対して)細かく緻密な検討があまりできなかった部分がある」と応じた。 19代国会に入城できない与野党議員が格別の考えもなしに賛成票を投じたと非難したわけだ。 当時チェ院内代表は棄権した。

 イ・インジェ議員は「国会先進化法を修正する法案を出しても国会先進化法のために通過させる方法がない。 より根本的対処が必要な時点ではないかと考える」と話した。 積極的に違憲訴訟を検討しなければならないという趣旨だ。 昨年の国会本会議処理当時、国会先進化法提案説明を行ったキム・セヨン議員はかたい表情でこのような内部論争を見守っていた。 特有の微笑みを浮かべながら重鎮の話を黙って聞いていたファン・ウヨ代表は「重要で良いお話をたくさん頂いた」として非公開に会議を切り替えた。

 ある参席者は「党代表が怒らなければならない瞬間なのに笑っていた。 野党の責任が大きい状況で、面と向かってこういう話を聞いたファン代表の内心はどうか。 見ているのがきまり悪かった」と伝えた。 結果的にファン代表を‘狙いうち’することになった発言について、チェ院内代表は非公開会議で「会議を控えてあらかじめ国会先進化法関連の発言をするとファン代表に申し上げた」と明らかにしたという。

キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/611026.html 韓国語原文入力:2013/11/13 20:29
訳J.S(1717字)