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[単独] 6万ウォン vs 1512万ウォン…院長の就任式費用‘極と極’

登録:2013-10-18 10:34 修正:2013-10-18 21:33
イ・ベヨン韓国学中央研究院長‘豪華就任式’
イ・ベヨン新任韓国学中央研究院長の就任式が開かれた去る8日、京畿(キョンギ)城南市(ソンナムシ)の韓国学中央研究院蔵書閣でイ院長が国楽人の祝賀公演を見ている。 韓国学中央研究院提供

‘右偏向’論難にもかかわらず8日、就任式
舞台設置など総費用1512万ウォンかけ
‘平均162万ウォン’他機関の10倍
教育学術情報院長は‘6万ウォン’
昨年12月花束贈呈だけで就任

 右偏向歴史観で内定当時から論議を呼んだイ・ベヨン新任韓国学中央研究院長が去る8日、1500万ウォンを越える費用をかけて‘豪華就任式’を行っていたことが明らかになった。

 パク・ヘジャ民主党議員が17日、韓国学中央研究院から提出させた‘イ・ベヨン第16代院長就任式所要予算内訳’を見れば、研究院は去る8日イ院長の就任式を行い合計1512万ウォンを使った。 詳細内訳を見れば、研究院の蔵書閣1階ロビーに簡易舞台を設置し、椅子を借りるのに492万ウォン、参席者400人に昼食を提供するのに800万ウォン、招請状製作に150万ウォンがかかった。

 教育部傘下の他の現職機関長の就任式費用と比較すると、イ院長の場合は突出している。 2ヶの機関は別に就任式を行わず、就任式を行った残り15ヶの傘下機関の就任式平均費用は162万ウォンだった。 イ院長の就任式費用はその10倍に肉迫する。 二番目に費用が多かった大学教育協議会会長就任式費用でも657万ウォンに過ぎず、イ院長の就任式費用の半分にも達しなかった。 イム・スンビン韓国教育学術情報院長は昨年12月に花束の費用などで6万ウォンだけで就任式を行った。

 イ院長が使った1512万ウォンは直前院長であるチョン・ジョンキル前大統領室長の963万ウォンよりもはるかに多い。 チョン前院長の前任者である14代キム・ジョンベ院長は就任式費用が441万ウォンだった。

 パク・ヘジャ議員は 「親日・独裁を美化する歴史観を主張して、韓国学中央研究院長としては不適切だという評価を受けている状況で、自重しても足りない時にイ・ベヨン院長は盛大な就任祝いパーティーを開いた。 公共機関長として非常に不適切な処置」と指摘した。

 これに対して韓国学中央研究院関係者は「大講堂の老朽施設保守でやむをえず簡易舞台を設置する費用が必要になった。 以前の院長も就任式をすれば来賓と職員に食事を提供してきた」と釈明した。

 イ・ベヨン院長は多くの論難を呼んだ教学社版高校韓国史教科書を擁護するなど、歴史観と政治指向でニューライトに分類される。 このために政治色抜きで韓国学研究の中心に立たなければならない韓国学中央研究院長としては適切でないという指摘が学界と政界で起こった。 梨花(イファ)女子大教授(史学科)出身のイ院長は、2010年には李明博政府で国家ブランド委員会委員長を務め、昨年の大統領選挙時にはセヌリ党中央選挙対策委員会議長を務めた。 2011年には教育部傘下の諮問機構である歴史教育課程開発推進委員会委員長を務め、歴史学界などの反発にもかかわらず、韓国史教科書編修用語である‘民主主義’を‘自由民主主義’に変える先頭に立ちもした。 先月キム・ムソン セヌリ党議員が「左派との歴史戦争を勝利に導かなければならない」という趣旨で作った‘セヌリ党近現代歴史教室’の諮問役も引き受けている。 キム・ジフン記者 watchdog@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/607604.html 韓国語原文入力:2013/10/18 08:41
訳J.S(1572字)

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