原文入力:2009-05-04午後10:24:50
配達料30ウォン引き上げ要求した ‘携帯メール’ で解雇通知
復職闘争 パク・ジョンテ氏 自殺…劣悪な処遇 明らかに
チョン・デハ記者,ナム・ジョンヨン記者
←大韓通運,光州支社が去る3月16日宅配運転手に「今日18時以前まで…未復帰者は自動契約解約されることを最終通知します」と知らせる携帯メール。 貨物連帯提供
「亡くなった支会長も‘風呂敷商人’と呼ばれる持込貨物ドライバーなので、宅配運転手たちの苦しさをよく知っていました。宅配配達料を30ウォン上げてくれという要求だったが….」大韓通運から契約解約された宅配運転手たちの ‘復職’ を要求してきたパク・ジョンテ(38)貨物連帯光州支部第1支会長が自ら命を絶った事件で、宅配運転手たちの劣悪な労働条件が関心を集めている。チョン・ホヒ輸送労組政策室長は「宅配運転手たちは労働者とさえ認められないまま仕事をしている」と話した。
宅配運転手は現行法では会社と配達契約を結んだ自営業者に分類される。労災保険など4大保険適用,各種雇用保護制度恩恵などは享受することができない。大韓通運宅配運転手たちは朝7時に出勤し、午前中に分類作業を行い夜9時まで荷物を配達する。コ・ドゥチャン(40)氏は「月に250万ウォンの収入から車両維持費・ガソリン代・携帯電話料金を除けば残るお金は150万~200万ウォンだけ」と話した。消費者が1件当たり2500~3000ウォン払う宅配料が支社・営業所をたどりながら宅配運転手に残る取り分が減るためだ。
今回、宅配運転手たちが大韓通運光州支社に要求した内容は自分たちに残る取り分を1件当たり920ウォンから950ウォンに30ウォン上げてくれというというものだった。両者は去る1月これに合意したが、大韓通運側は3月15日全国的に手数料40ウォンが引き下げされたとし、合意破棄を通知した。貨物連帯大韓通運分会組合員たちは翌日契約書にない分類作業を拒否し、会社は78人に携帯電話文字メッセージ(写真)で契約解約を通知した。
パク支会長は自身が率いる第1支会傘下 ‘大韓通運分会’ の契約解約された分会員たちと共に大韓通運物流集結地である大田支社前で再契約を要求する集会を開くなど復職闘争の先頭に立った。彼はソウル大韓通運本社前で集会を主導した疑惑で逮捕令状が発給された状態だった。パク支会長は先月30日、ある政党掲示板に「闘争に必ず勝利できるならば身を捧げなくてはね」という文を残した後、3日大田支社近隣で冷たい遺体となって発見された。パク支会長の夫人は該当掲示板に「あまり疲れて、しばらくどこかで自ら決意を固めていることと信じて。 …お願いだから連絡して。待っているから」という文を書き込み周囲を切なくさせた。
民主労総光州本部は4日、光州,松岩洞の大韓通運光州支社前で記者会見を行い△宅配労働者復職△貨物連帯労組弾圧中止などが貫徹される時まで葬式を先送りすると明らかにした。5・18民衆抗争29周年行事の時までに要求が受け入れられなければ大規模糾弾集会を開くと宣言した。
光州/チョン・デハ,ナム・ジョンヨン記者daeha@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/353249.html 訳J.S