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慰安婦ハルモニと歌う‘日本憲法第9条’

原文入力:2009-05-03午後06:48:37
ナムヌの家で韓日平和コンサート開いた きたがわてつ

キム・テヒョン記者

←父母の日を控えた3日午後、京畿,広州,退村面のナムヌの家で開かれた ‘第3回韓国・日本平和コンサートおよび日本軍慰安婦被害ハルモニ孝祭’ に参加した高校生たちがキム・スンオク氏(左端)等、日本軍慰安婦被害ハルモニたちに花を付けてあげている。 光州/キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

歌手であり平和運動家のきたがわてつ(55・写真)が3日、韓国・日本平和コンサートのために京畿道,広州市の‘ナムヌの家’を訪れた。ナムヌの家は1992年慰安婦被害に遭ったハルモニたちが楽に余生を過ごせるように作られた生活共同体だ。

きたがわとハルモニたちの出会いはこの日が3回目だ。日本で長年平和運動をしてきた彼は2006年に初めてナムヌの家に平和コンサートを開こうと提案した。彼は「日本で平和運動をしていて自然に慰安婦問題と向き合うことになった」として「ハルモニたちのために何かできることはないだろうかと悩んでコンサート準備をすることになった」と話した。

3日はちょうど日本戦後史で最も重要な日の一つに挙げられる。47年5月3日、日本は去る戦争の誤りを反省するという意味で、憲法条文に「これから陸海空軍およびその他の戦力を持たない」と宣言した。日本人はこの憲法を ‘平和憲法’、その内容が込められた憲法9条を ‘平和条項’ と呼ぶ。キタガワは「多くの日本人が日本の右傾化を防ぎ平和憲法を守るために努めているという事実を韓国人にも認められればうれしい」と話した。

←きたがわてつ(55)

きたがわは30年間、こつこつと平和を歌った歌手だ。これまで10枚のレコードを通じて憲法9条,広島原爆被害者の痛み,反核などのメッセージを込めた歌を歌った。彼は日本の憲法9条死守努力を広報するために憲法条文にメロディを付けた。この日の公演でもこの歌を韓国語で歌った。

また別の曲 ‘愛’ は慰安婦ハルモニたちの心を表現した曲だ。「人間として胸を張って堂々と生きたい。悲しい歴史を繰り返すことはできない…」

コンサートを開く間、最も喜んだのはやはりハルモニたちだった。彼は「最初はハルモニたちに演歌を歌ってくれと言ったが、後日には私の歌を一緒に口ずさみ付いて歌った」として「初めてこちらを訪問した時、ハンおばあさんがくれたイチゴを忘れることができない」と話した。彼はおばあさんの ‘イチゴ’ を主題にもう一つの歌を作りもした。

「公演フィナーレで言語と年齢を離れて、皆が一緒に歌う時が最高の瞬間です。歌を通じて平和に暮らせればうれしい。」この日の公演のために日本から60人余りの平和活動家たちがナムヌの家を訪れた。韓国からは漢榮外語高と慶煕大公演チームが席を共にした。

光州/文イ・ギョンミ記者kmlee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/353026.html 訳J.S