原文入力:2009-05-01午後08:57:31
検察 ‘未公開’ 捜査記録 提供する時まで
キム・ジウン記者
‘龍山惨事’で起訴された撤去民たちの弁護団が、検察の捜査記録非公開に抗議し公判中止を要求した。
撤去民弁護団は先月30日裁判所が閲覧・謄写を許した捜査記録を検察が提供する時まで、公判手続きが中止されるべきとソウル中央地裁刑事合意27部(裁判長漢陽席)に期日変更を申請した。これに伴い1日午前10時に予定された3次公判はひとまず6日に延期になった。
弁護団のチャン・ソヨン弁護士は「検察が提出しない捜査記録には警察特攻隊員らが既存の陳述を翻意した部分もあり、不十分な安全対策と危険な鎮圧作戦遂行に対する陳述など、事件の真実を明らかにするのに重要な具体的内容が含まれている」として「被告人らの防御権保障だけでなく、実体的真実糾明のためにも必ず捜査記録を受けてみなければならない」と話した。チャン弁護士は「検察が提供を拒否する記録には、検察が撤去民らに事件の責任を負わせた控訴事実に矛盾したり相反する内容が含まれていると理解する」と付け加えた。
先立って弁護団は去る2月検察が捜査記録の閲覧・謄写を拒否するや、裁判所に閲覧・謄写許容申請を行い、裁判所は許容決定を下した経緯がある。検察は捜査記録1万余ページ中で警察主要指揮官らの陳述調書などが含まれたと分かった3千余ページは弁護団に提供しないでいる。
ソウル中央地裁のある判事は「刑事訴訟法で規定する証拠閲覧・謄写申請に対する裁判所の許容決定を検察が受け入れない場合は珍しい」として「検察が閲覧・謄写を拒否すれば該当の部分に対する証拠申請ができないようになっているため」と説明した。
キム・ジウン記者mirae@hani.co.kr
原文: 訳J.S