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再選挙結果 ‘波紋 縮小’ に出た 大統領府

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/352717.html

原文入力:2009-05-01午前12:38:41
[4・29補欠選後暴風]
“地域選挙 大きい意味付与しない” 波紋最小化

ファン・ジュンボム記者

「右往左往したり動揺したりせずに先進一流国家の礎石を築いてゆく。」イ・ドングァン大統領府報道官は30日ブリーフィングで執権ハンナラ党の ‘0対5’ 惨敗に終わった前日の国会議員補欠選結果に対してこのように明らかにした。イ スポークスマンはそれと共に「イ・ミョンバク大統領は経済再生と民生確保に間断ない歩みをしていくだろう」と話した。別の核心参謀は「今回の補欠選結果を大統領府改編や改閣など人的刷新論に連結するのは飛躍」と話した。要するに ‘地域選挙に大きい意味を付与する必要はない’ として、波紋を最小化するのに注力する姿だ。

だが ‘最小1議席以上は取る’ と言っていた予測まで無惨にこわれた結果を前に、イ大統領の悩みは深くならざるをえない。今回の選挙結果でハンナラ党の中には親パク・クネ側の位置づけが大きくなったし、‘イ・ミョンバク政権審判論’ を掲げた民主党も気勢が上がり各種国政課題の推進に速度を出そうとしていたイ大統領の計画に支障が起きたためだ。メディア関連法など争点法案処理の動力も弱くなった。だから与党内部で ‘イ大統領が格別の国政刷新策を提示しなければならない’ という声が出てくる。

大統領府はひとまず人的刷新論に線を引き、ハンナラ党安定に焦点を合わせている。アン・ギョンリュル事務総長辞退に続き、来月新しい院内代表選出を契機に主要党職を改編する線で党が落ち着くように願う雰囲気だ。特に党和合のために ‘親パク’ 院内代表を起用する問題も肯定的に検討している。複数の大統領府参謀は親パク系のキム・ムソン議員の院内代表推戴論に対して「考慮する価値のあるカード」と話した。

しかし大統領府参謀らは大統領府および内閣改編には「補欠選とは直接関係ない問題」として線を引いている。大統領府・内閣改編をするということは、すなわち‘イ・ミョンバク失政’ を認めるようなものだ と受けとめている。

大統領府の希望どおりに進行されるかは未知数だ。ハンナラ党内部や国民世論が ‘与党全面刷新’ 側に流れる場合、イ大統領がこれをひたすら無視することが難しくなりうる。与党関係者は「汝矣島で風がどのように吹くかにかかっているのではないか」と話し、党・政府・大統領官邸人的刷新の可能性を排除しなかった。

そうでなくても与党内には大統領府2期参謀陣改編1年をむかえ、来る6月頃に大統領府と内閣改編がなされるという観測があった。これに加えて検察の刃が来月与党に本格的へ向かう場合、国政刷新の契機に改閣必要性が一層高くなりえる。大統領府関係者は「今回の補欠選と同じ結果が10月補欠選や来年6月の地方選挙までも続くことがありうる」として「これを防ぐには今回強力な国政刷新策が必要だという意見もある」と話した。

ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr

原文: 訳J.S