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目処が立たない韓-日首脳会談

登録:2013-08-21 20:19 修正:2013-08-21 22:09
北核など外交懸案 山積
安倍右傾化で 関係‘最悪’
日本、駐日大使訪問など積極的
政府 "会談検討 全くせず"

韓-日首脳会談はいつ頃開かれるのだろうか。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が就任して半年になろうとしているが韓-日首脳会談が開かれる展望は依然として不透明だ。 大統領府関係者は21日、最近日本政府が韓-日首脳会談を開こうという提案をしてきたという報道と関連して「来月5~6日にロシア、サンクトペテルブルクで開かれる主要20ヶ国(G20)首脳会議の時、韓-日首脳会談を開くよう協議したり検討している事実は全くない」と明らかにした。 彼は「現在、朴大統領が5ヶ国首脳と個別会談日程を定めているが、日程がとても窮屈な所はまだ日程を確定できていない状態」と付け加えた。 韓-日両首脳間の公式的な首脳会談はもちろん、主要国首脳たちが集まる多者会議の枠組みの中でしばらく時間を作って顔を突き合わせる席もまだ作る考えがないという意思表明であるわけだ。

 ひとまず、韓-日首脳会談の開催については日本がより積極的な態度だ。 尖閣諸島(中国名 釣魚島)を巡る領土紛争で中国と葛藤を生じさせている状況で、アジアで最も近い韓国との関係をこのまま放置することはできないという判断のためと見える。 昨年末と今年初めに新政府がスタートした両国間には北核問題など議論しなければならない外交懸案が山積している。 だが、安倍晋三総理の侵略否定発言などで首脳会談日程も定められないほど関係が悪化している。

 先に動いたのは日本だった。 岸田文雄 日本外相は‘終戦記念日’(8月15日)が過ぎた直後の19日、齋木昭隆 外務次官、伊原純一 アジア・オセアニア局長同行でイ・ビョンギ駐日大使に会った。 日本NHK放送は「この日の出会いで両者が首脳会談を含め高位級当局者間のコミュニケーションを通じて悪化した韓-日関係を改善していくことで意見を集約した」と報道した。 日本は安倍総理が8・15に靖国神社を参拝しないなど外交的配慮をしただけに、韓国も関係改善により積極的に乗り出してほしいと要請したわけだ。

 しかし韓国では生半可に日本との関係改善に乗り出すことはできない状況だ。 安倍総理の歴史認識に対する世論があまりにも否定的であることに加え、10月の終期例大祭期間に安倍総理が靖国神社を参拝すると予想されるためだ。 このような状況で首脳会談をすれば韓国政府が安倍総理の神社参拝を容認する格好になりかねない。

 一方、<朝日新聞>は親韓派として知られる福田康夫元総理が22日から3日間の日程で「日-韓関係改善策を探すために訪韓する」と報道した。 新聞は福田前総理が訪問期間中に「朴大統領との出会いを調整中」と報道したが、大統領府は「朴大統領の面談計画はない」と否認した。 しかし両国間の実務的な外交協議は続いており、伊原局長が22日に1泊2日の日程で訪韓し、外交部のチョ・テヨン韓半島平和交渉本部長とパク・ジュンヨン東北アジア局長などに会い北核問題と両国関係改善策について意見を交わす予定だ。

キル・ユンヒョン、ソク・ジンファン記者 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/600390.html 韓国語原文入力:2013/08/21 20:01
訳J.S(1427字)

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