原文入力:2009-04-29午後10:52:22
外務省スポークスマン声明…大陸間弾道ミサイル発射にも言及
ソン・ウォンジェ記者
北韓は29日外務省スポークスマン声明を通じて国連安全保障理事会が対北議長声明を採択し、タンチョン商業銀行など北韓企業3ヶ所を制裁対象に指定するなど ‘自主権’ を侵害したことに対して、直ちに謝罪しなければ自衛的措置として核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射試験などを行うと明らかにした。
北韓が核実験意志を公式に表わしたのは2006年10月9日の1次核実験以後初めてだ。北韓が大陸間弾道ミサイル発射試験に公開的に言及したのも今回が初めてだ。‘人工衛星用ロケット’開発などと遠回しに言わず、いざという時には軍事用ミサイル試験発射に出ると宣言したわけだ。
北韓はまた声明を通じ、自衛的措置として「軽水炉発電所建設を決め、その初めての工程として核燃料を自主生産を保障するための技術開発を遅滞なく始める」と主張した。軽水炉用核燃料生産を名分に核兵器製造に使えるウラニウム濃縮技術開発に入るという意志を表わしたものと分析される。
キム・ヨンチョル ハンギョレ平和研究所長は「北韓が威嚇できるすべての水準の手段をすべて動員したという点で、2006年1次核実験の時とは状況が質的に違う」として「米国が北-米間高位級接触と包括的で具体的な交渉内容準備を急がなければ、緊張が高まる局面を中断させることはできない」と指摘した。
一方、外交通商部はこの日スポークスマン論評を通じ北韓の発表に「深刻な憂慮を表明する」として「北韓が国際平和を威嚇する行為を直ちに中断し6者会談に早く復帰することを要求する」と明らかにした。
ソン・ウォンジェ,イ・ヨンイン記者wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S