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‘4大河川再生 ’水質改善予算はなし

原文入力:2009-04-27午後07:45:06
政府 “14兆投入 16ヶ所に堰設置・ダム建設”
発表水質改善予算なく…“閘門がないだけの運河事業”

ホ・ジョンシク記者,キム・ジョンス記者

政府は漢江・洛東江などに水を閉じ込める16ヶ所の堰を設置し、4大河川水質を2級水に改善する内容の ‘4大河再生’ 事業を9月に本格着工すると明らかにした。これに対し環境団体と専門家たちは4大河川水質改善を名分として大運河事業を推進しようとするものだと指摘した。

政府は27日大統領府でイ・ミョンバク大統領が参加した中で ‘4大河川再生合同報告大会’ を開き、13兆9000億ウォンを投じて4大河川で2012年まで12億5000万tの用水を追加確保し、日照りなどにともなう水不足問題を解決すると明らかにした。4大河川再生計画案は来月末に最終確定する。

4大河川事業計画によれば、政府は今後の水不足に備え洛東江に8ヶ所,漢江に3ヶ所など4大河川に計16ヶ所の堰を設置し中小規模ダムを建設する方針だ。洛東江には高さ10mの堰を設置し、川の水深を常に4~6mに維持することとした。京釜運河計画の洛東江水深6mと似ている。今回の計画に入っていはしないものの今後、堰に閘門を設置すれば船舶運航も可能になる。

政府はまたゲリラ性集中豪雨に備え、江浚渫,堤防補強も行う。水質も生態復元などの方法により2012年までに4大河川本流を2級数水準に維持することとした。

河川別に見れば、漢江再生事業では浚渫と堤防補強,生態河川と自転車道造成などが核心だ。洛東江事業では堆積土浚渫(4億2000万立方M)と老朽堤防補強(313km),洪水防御と水確保のための8ヶの堰建設が眼につく。栄山江と錦江では航路を復元し、百済文化遺産と連係した地域発展を試みることにした。

だが政府が4大河川再生事業の核心名分でとして前面に掲げた‘水質改善’は副次的目的だということが明らかになった。4大河川再生事業予算に水質改善のための事業費がないためだ。実際、環境部は4大河川事業で設置されるダムと堰などの施設位置と個数などを全く検討していない状態で水質改善目標を立てたことが明らかになった。

大運河反対市民団体の ‘運河白紙化国民行動’ はこの日声明を出し「洛東江川底を6mの深さに維持するための堆積土浚渫、16ヶの堰設置,ソンニウォン・ダム建設,96ヶ ダムの嵩上げ,洛東江・栄山江の河口堰・排水門増設などは閘門がないだけの運河事業」として「これを水質改善など河川再生と包装したことに対して抵抗に立ち上がる」と明らかにした。 ホ・ジョンシク選任記者,キム・ジョンス記者jongs@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351943.html 訳J.S