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仁川(インチョン)青羅(チョンナ)~ソウル江西(カンソ)BRT 1千億投じて‘少し速いバス’

車路・信号 整備できず半分に転落
1時間以上かかり…予算浪費指摘

1000億ウォン近くを投じて準備してきた‘仁川(インチョン)西区(ソグ)青羅(チョンナ)国際都市~ソウル江西(カンソ)幹線急行バス(BRT)’が一般バスより少しだけ速いバスに過ぎず、予算を浪費したという批判が出ている。 この路線は来る11日の正式運行を控え去る1日から試験運行中だ。

 これに先立って国土交通部は青羅国際都市など仁川・富川(プチョン)地域開発にともなう交通対策として地下鉄の速度と同等の新概念交通手段としてBRT事業を始めた。 先ず青羅~江西区間23.1kmにこれを導入するために2010年9月工事に入った。 事業費として1289億ウォンを計上した。 しかしこの過程で立体交差路設置とバス優先信号システムなどもなかったことにした。

 青羅~江西 交通信号など38ヶ所中 BRTバス優先信号灯が導入されたところは仁川瑞雲(ソウン)交差点など5ヶ所だけだ。 また、ソウル区間全体と仁川佳井(カジョン)五叉路一帯2.9kmなど6.9km区間はBRT専用車路さえ設置されず一般道路を利用している。 首都圏交通本部関係者は「バス優先信号システムなどが導入できず地下鉄速度(平均時速32~38km)の半分水準である時速25km程度に留まった」と話した。 これに伴い、40分以内で計画した運行時間が1時間以上かかる。 仁川交通工事関係者は「莫大な予算を投じて何故こういう事業をしたのか分からない」と指摘した。

 青羅国際都市とソウル加陽(カヤン)駅を往復するBRTは出退勤時間帯に15分間隔、平常時は20分間隔で運行し、料金は2200ウォン(交通カード基準)だ。

キム・ヨンファン記者 ywkim@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/594360.html 韓国語原文入力:2013/07/03 22:33
訳J.S(875字)