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チョン・シニル 170億 ‘MB 大統領選挙戦資金’ 火の粉が飛ぶ

原文入力:2009-04-27午前09:04:21
大統領選挙 ‘イ・ミョンバク キャンプ後援会長’ 引受時, 株式現金化
資金の流れ追う場合爆発力…野 “3大疑惑明らかにせよ”

イユ・チュヒョン記者,シン・スングン記者

イ・ミョンバク大統領の最側近に挙げられるチョン・シニル セジュンナモ会長の各種不正疑惑が相次いであらわれ、検察が本格的に捜査に着手するのか、その場合その波紋がどこまで及ぶのか注目が集まっている。

パク・ヨンチャ テグァン実業会長と義兄弟同様のチョン会長は‘パク・ヨンチャ捜査’の序盤から事件の中心人物に浮上していた。昨年7月パク会長が税務調査宥和ロビーを行った時点に、イ・ジョンチャン前大統領府民政首席などと対策会議をしたことが言論に捉えられ、パク会長から巨額資金を受け取ったという疑惑が提起されていた。

最近ではチョン会長が大統領選挙直前の2007年11月8日、自身が保有していたセジュンナモ旅行会社の株式を ‘時間外売買’ 形式で処分し、171億4500万ウォンを一日で現金化した事実が明らかになった。彼が大統領選挙の時、‘イ・ミョンバク キャンプ’の事実上の後援会長であったという点を勘案する時、検察がこの資金の行方を追う場合にはイ大統領の大統領選挙戦資金捜査まで繋がるほどの爆発力を持っている。

チョン会長がこのように新たな‘不正と疑惑の百貨店’として浮び上がり、野党圏は連日猛攻を浴びせている。民主党は特にイ大統領が去る大統領選挙時、ハンナラ党に出した特別党費30億ウォンをチョン会長が代納したのではという点に焦点を合わせている。この資金が大統領選挙の資金の流れを暴く重要な端緒と見ているためだ。この資金は根抵当設定・預金・預金担保貸し出しなど複雑な手順を踏んだと伝えられている。民主党が自ら構成した‘チョン・シニル3大疑惑真相調査特別委員会’は26日「イ大統領の特別党費納付過程でチョン会長が5千万ウォンも損害をこうむったという事実を明らかにした。友人の間柄と言いながら、直接貸せば済むものをなぜ損害まで被りながら関与したのか」として与党に解明を要求した。

ハンナラ党ではチョン会長とイ大統領の特殊な関係を勘案する時、捜査が本格化すれば何か予期できない懸案が出てくるのではと憂慮している。イ・ミョンバク系統のある議員は「検察がノ・ムヒョン前大統領一家を漏れなく裏づけをとって召還までした状況で、検察は不公正捜査論議を避けるためにもチョン会長を司法処理しようとすると見る」として「その終わりがどこなのか私たちにも分からない」と話した。

ハンナラ党はひとまず厳正捜査を要求する様子だ。コン・ソンジン最高委員はこの日記者らと会い「聖域なく捜査が進行されてこそ特別検事制の導入要求が出てこない」として「国民の疑惑がある部分はすべて捜査しなければならないだろう」と話した。核心党職を引き受けたある重鎮議員も「チョン会長は去る大統領選挙の時、自身が知っている現役政治家たちの中でイ・ミョンバク大統領を支持しない人に公然と不満を表出するほどの核心勢力であった」として「チョン会長の大統領選挙戦資金関連疑惑も捜査しなければならないだろう」と話した。

しかしイ大統領側の複数の核心側近議員らは「大統領選挙の時、イ大統領の当選可能性があまりにも高く別に金を使う必要はなかった」として「検察がありもしない現職大統領の大統領選挙戦資金疑惑を捜査できるのか」と大統領選挙戦資金疑惑自体を否認した。イユ・チュヒョン,シン・スングン記者edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351870.html 訳J.S