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[単独 ]加平郡, 権力機関に ‘習慣性 金封筒’

原文入力:2009-04-27午前07:28:22
国家情報院・警察・記者等に一回当たり20万~50万ウォンずつ渡す
昨年 3千万ウォン使い…“贈物費 会計処理した” 解明

ホン・ソクチェ記者,ソン・ギョンファ記者

←京畿道,加平郡の昨年業務推進費使用明細が記録された文書の一部。 文書には国家情報院職員と警察官,記者に20万~50万ウォンずつ‘寸志’を渡した事実が日時,名目などと共にいちいち記録されている。

京畿道,加平郡が昨年国家情報院と警察,言論などに‘寸志’と見られるお金を3千万ウォン程度提供した事実が明らかになった。地方自治体が住民たちの税金を ‘力がある機関’ に渡す悪い習慣が未だ消えていない。

26日市民団体の ‘透明社会のための情報公開センター’ が加平郡に情報公開を要請して渡された ‘2008年機関運営および施策推進業務推進費支出内訳’(写真)によれば、加平郡は昨年国家情報院担当職員と警察幹部,中央・地方報道機関記者など30人余りに20万~50万ウォンの寸志を各々1~6回にわたり上げていたことが分かった。このように渡したお金を皆合わせれば現金だけで3千万ウォンを越える。

国家情報院職員や警察署情報課幹部などには ‘郡政協力者激励金’ という名目で寸志が渡されたと記録されている。この地域の当時国家情報院調整官B氏は30万~50万ウォンずつ6回にわたり金を受け取り、洋酒も一度贈られていると支出内訳に出てくる。しかし、B調整官は<ハンギョレ>との通話で「初めて聞く話で私の名前がなぜ上がっているのか分からない」と否認した。

これと関連して、加平郡庁関係者は<ハンギョレ>との通話で「相手が先に要求したのではないが(加平まで)距離が遠いので、食事でもと用意して差し上げた」と明らかにしたが、後で「郡守様がお客さんに渡す地域特産物を現金で購入したが、他の名前で会計処理したものであり国家情報院調整官と中央報道機関記者に寸志を渡したことはない」と言葉を翻した。

警察の場合、管轄加平署の色々な職員と京畿地方警察庁関係者などに郡政業務および情報交流協力者などの名目で寸志が提供された。特に加平署の別のある幹部は昨年14回にかけて400万ウォン余りを受け取ったことが明らかになった。しかし、この幹部は「11度は郡庁行事の後、職員会食費用として使われ、残り60万ウォン程度だけガソリン代程度として受け取った」と弁明した。

これに対して京畿警察庁は「加平郡で一部警察官らが寸志性金品を受け取ったという機密情報を入手し自主監察に入った」として「事実が確認されれば相応する措置をするだろう」と明らかにした。

報道機関記者らには‘郡政広報協力者激励金’という名前で正月と秋夕,‘新聞の日’(4月7日)等に20万~50万ウォンが渡された。金を受け取った人々は大概地方紙駐在記者などや地方放送会社関係者たちだったが、中央日刊紙と公衆波放送会社記者らも‘リスト’にあった。名前が議論されたある中央報道機関記者は「取材の後、食事したことをそのように処理したのかもしれないが、寸志を受け取ったことはない」と否認した。

ハ・スンス ‘透明社会のための情報公開センター’ 所長は「他の地方自治体でもこういう寸志慣行が残っているはずだが、情報公開請求をしても現金で使ったものは大部分隠されてきた」として「地方自治体が住民の税金をこづかいのように使い、権力機関や報道機関と癒着する悪い習慣は必ず断ち切らなければならない」と話した。

ホン・ソクチェ,ソン・ギョンファ記者forchis@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351868.html 訳J.S