本文に移動

"米国政府が私を殺すと言っても真実を…"

登録:2013-06-18 22:40 修正:2013-06-19 07:40
スノードン‘ガーディアン’読者とチャット
香港拘禁せず仕事をする時間を提供
軍事目標ではなく市民に対する監視だけを暴露
監獄へ行かずに良い仕事をする
エドワード・スノードン

問:グレン クリンワルド(<ガーディアン>読者) "あなたに何が起きても、あなたが流出した資料は安全なのか?"

答:エドワード・スノードン "私が今言えることは、米国政府が私を監獄に入れたり殺すと言っても、これ(追加暴露)を隠すことはできないという事実だ。"

 英国日刊<ガーディアン>のオンライン‘質問と答’チャットルームにエドワード・スノードン(29)が現れた。 この新聞を通じて米国政府の‘ビッグブラザー’形態を暴露し、香港で失踪した彼は17日午前11時から2時間近く読者らと対話をした。 スノードンは現在、香港の安全な家に潜伏していると明らかにした。 彼は身辺保護のためにこの日チャットルームへの出入りを繰り返し鬼ごっこをした。

 スノードンは自身をめぐる各種の疑惑と論議を直接説明した。 特に米国に背を向けて去った理由を詳しく説明した。 「米国政府は他の内部告発者らにしたように、公正な裁判の可能性を遮断した。 私が反逆罪を犯したと宣言した。 秘密と犯罪、さらに違憲行為に対する暴露さえ許しえない犯罪だと規定した。 これは正義ではない。 監獄の外でより良いことができるのに、自発的に監獄に行くことは愚かなことだ。」‘亡命希望地’アイスランドでなく香港を脱出地として選択した理由も明らかにした。 彼は 「国家安保局(NSA)契約職員として外国旅行に行くには30日前に申告しなければならない」と話した。 <ガーディアン>はこれについてアイスランドはオンラインの自由や内部告発に対する支持の雰囲気が強く疑いをかけられる可能性が高いという点を説明した。 続けて「香港は文化的・法律的に私が拘禁されずに仕事をする時間を許容した」と付け加えた。 中国政府との交渉説に対しては鼻で笑った。 彼は「私が中国のスパイだったら、なぜ直ちに北京に飛んで行かなかっただろうか? そうしたとすれば今頃は鳳凰でも育てて宮廷に住むことができた筈なのに」と答えた。

 自身を‘反逆者’に追い立てる一部世論には超然とした態度を見せた。 「心の底から‘私はディック・チェイニー前副大統領のような人に反逆者と呼ばれている’と再確認することが重要だ。 チェイニーは(イラクで)令状なき盗聴と虚偽情報で米国人4400人を殺し、3万2000人を身体障害者にし、10万人のイラク人を死なせた人だ。 ディック・チェイニーに反逆者と呼ばれることは米国人にとって最高の栄誉だ。」 今回の暴露が 「バラク・オバマ行政府の犯罪性を明らかにした告発」という信頼も確かに見えた。 スノードンは「米軍の合法的な目標物に関する情報は流出していない。 代わりに大学、病院、民間企業など市民社会の目標物に対すること(不法監視)に焦点を合わせた」と強調した。 スノードンの暴露により米国で‘私生活侵害’と‘国家安保’の均衡に対する論議が起きたし、オバマ政府の道徳性が大きな打撃を受けた。 CNN放送が調査したオバマ政府の支持率は5月中旬の53%から最近45%に墜落した。 スノードンは「不幸にも、主流言論は人類歴史上最大規模の監視プログラムに関する私の話より、私のガールフレンドがどのようにしてできたのかなどにより多くの興味を示している」として、米国言論の報道形態を批判しもした。

 スノードンが‘追加暴露’計画を暗示して「再び家に帰るつもりはない」と明らかにしたこの日、父親のローン スノードンは米国<フォックス ニュース>とのインタビューで息子を説得した。 彼は 「君が反逆罪になりうる機密を暴露しないよう願う、祈り、そして頼む」として「愛する私の息子エドワードが家に戻って米国の司法措置に応ずるよう願う」と話した。

チョン・ジョンユン記者 ggum@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/592329.html 韓国語原文入力:2013/06/18 21:30
訳J.S(1777字)

関連記事