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年20% 利子に苦しむ大学生 3~6%低金利貸出に乗り換え

登録:2013-06-13 21:21 修正:2013-06-14 06:27
信用回復委・社会連帯銀行など
1千万ウォンまで転換貸出 支援
幸福基金で延滞者債務調整も
キム・ヨンフン記者 kimyh@hani.co.kr

 信用情報会社 ナイス(NICE)信用評価情報が、資料を保有する大学生112万人の貸出現況を昨年分析したところ、57.4%にあたる64万3000人が借金を持っていた。 この内55%(61万7000人)は韓国奨学財団で、17.3%(19万4000人)は銀行で貸出を受けたが、3.4%にあたる3万9000人はそうすることが出来なかった。 彼らは貯蓄銀行、カード会社、キャピタル社、貸付業者など高金利機関から貸出を受けた。 教育部などが昨年大学生5037人を対象にアンケート調査をした結果、貯蓄銀行は平均年23%、カード会社は年20.2%、貸金業・キャピタル社は年28.9%の利子を払わせていた。 私債を利用した大学生は利子が年31.8%に達した。

 低金利時代に貸出利子が大幅に低くなったが、信用も担保もない大学生の多数は依然として高金利に苦しんでいる。 一桁台の利率に乗り換えることはできないだろうか?

 信用回復委員会は昨年6月から‘青年・大学生高金利転換貸出’を施行している。 17行の銀行が集まった全国銀行連合会が500億ウォンを出捐した。 信用回復委員会が高金利貸出保有大学生に貸出保証書を発行すれば、銀行で低金利の保証書担保貸出を受けられるようにする制度だ。 年20%以上の高金利貸出を利用している大学生、大学院生、20代青年層が申請すれば、年6%台の銀行金利に乗り換えることができ、最大7年まで元金均等分割償還すれば良い。 1人当り1000万ウォン以内で貸出が可能だ。 同様な商品で年齢帯を特定しない‘乗り換えドリームローン’もある。 韓国資産管理公社(ケムコ)で運営中で、利子は年8~12%(平均10.5%)だ。 だが‘延滞がない者’という条件がついている。 最近1年以内に延滞情報が登載されたことがなく、最近6ヶ月間の延滞日を合計して90日を越してはならない。

 銀行はリスク管理次元で最小限の措置という立場だが、高金利利用大学生の間では対象が過度に制限的という声が出ている。 昨年ノ・フェチャン前議員が貯蓄銀行とカード会社、100億ウォン以上の貸付業者から貸出を受けた青年・大学生を分析してみると、2万5000人が延滞中であることが分かった。

 社会連帯銀行で運営する‘大学生学資金転換貸出’もある。 生命保険会社が基金を出捐して支援しているが、1人当り1000万ウォンまで年3%の貸出に切り替えることができる。 年20%以上の高金利学資金貸出者がその対象になり、就職した後に最長10年(据置期間5年、償還期間5年)以内に元金均等分割償還すれば良い。 貸出金を誠実に償還すれば、利子納付額の50%を払い戻す別途支援策も運営中だ。 この場合、利率が最低年1.5%に下がることになる。 ここにもやはり条件がある。 所得7分位以下、世帯の月間所得が450万ウォン余以下が対象になる。 大学学期評点は70点(C単位)以上でなければならない。 昨年2月に申請を受け付け始め、今年5月までに1446人が70億6000万ウォンの貸出を受けた。

 韓国奨学財団から貸出を受けたが延滞した大学生の一部は、来る7月から国民幸福基金から債務調整を申請しなさいという通知を受けることになる。 2月基準で6ヶ月以上滞って損失処理した債権115億ウォン分を、新政府になってからスタートした国民幸福基金が一括買い入れして個人の状態により借金減少率を差別適用し、債務を調整してくれる。 ただしこの対象者は2000人余りにしかならず、根本的代案はならないという指摘が出ている。 一般金融機関から高金利で貸出を受けて6ヶ月以上延滞した大学生も条件さえ合えば国民幸福基金に債務調整を申請できる。

ソン・ギョンファ記者 freehwa@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/591755.html 韓国語原文入力:2013/06/13 21:02
訳J.S(1757字)

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