原文入力:2009-04-23午後10:44:06
また4人 心中図る…大部分 家族と不和
山多く人跡少なく ‘追い詰められた選択’ 制御不能
チャ・ハンピル記者
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江原,楊口で23日再び男女4名が一緒に自殺を企て、10代女性1人が亡くなり3人が重態に陥った。これらを含め、去る8日から23日まで半月間に江原道では5回・21人の同伴自殺企図が起き、計12人が亡くなり4人が重態に陥った。
■半月間に21人試み
23日午前11時30分頃、楊口郡,楊口邑,熊津トンネル近隣46号国道交差路前に駐車していたサンタモ乗用車からイ・某(40・ソウル,中浪区)氏とパク・某(19・春川)さんなど男性2人と女性2人など4人が同伴自殺を図り倒れているのを山火事監視員ユン・某(50)氏が発見し、警察に申告した。発見当時、パクさんはすでに亡くなっており、男性2人と女性1人は近隣病院に運ばれたが症状が重い状態だ。警察は乗用車の窓に青テープがついており、車の中に燃え残った煉炭とかまどがあり、彼らの住所地が互いに違る点等で考え、以前の事件と同じようにインターネット カフェなどで会って同伴自殺を試みたものと見て調査中だ。
先立って22日午後7時頃には、心中を計画した男女五人が洪川郡,西面,八峰里のある宿泊業所に投宿し事業主の申告で命を救われた。彼らは初めて泊まろうとしていた宿泊業所で身分証を要求するや他に宿舎を移し、これを不審に思った事業主ホン・某(50)氏が警察に申告した。去る8日、旌善で男女4人が一緒に自殺して以来、17日男女3人,15日男女4人等、同伴自殺事件が江原道で相次いだ。
■なぜ,江原道で?
江原道に同伴自殺が集中した理由を専門家たちは、まず道の地理的特性に求める。山が多く人影が少ない地域だということだ。統計庁の2007年市道別自殺死亡率現況によれば、江原地域の自殺死亡者は人口10万人当たり33人で全国で最も多かった。ソウル地域19.6人,蔚山21.3人など都心地域に比べても飛び切り多く現れた。ここから模倣心理が重なったという診断が出てくる。最近この地域で同伴自殺事件が発生した事実が広く知られ、自殺地域として同様なところを選択する心理的傾向が作動したという解説だ。‘江原道=心中場所’ という認識が広がったという解釈だ。自殺者たちが皆煉炭ガスを手段として使った点にも、こういう模倣心理を読むことができると専門家たちは指摘する。
同伴自殺を選択する理由については、ナム・グンギ新村セブランス病院精神科教授は「恐怖のために一人ではできないことも色々な人が集まればより容易にできる」として「同伴自殺も自殺に対する恐れを持った人々が集まり共に実行する」と説明した。
同伴自殺を試みた人々の相当数は ‘家族との不和’ になっていることが警察調査で明らかになった。洪川警察署シン・イクチョル刑事係長は「心中を試みた多数が両親との関係に問題があった」として「家族らの関心と愛情が必要に見えた」と話した。キム・ヒジュ韓国自殺予防協会事務局長は ‘家族の中に普段‘から死にたい’ という話をする人がいれば、うつ病やアルコール依存症,不安症があるか診断を受けるようにしなければならない」として自殺予防の近道は家族の関心だと話した。
春川/チャ・ハンピル,キム・ギョンウク記者hanphill@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351433.html 訳J.S