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チョン・シニル “MB意向”…民間企業人事 ‘勝手気ままに’

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351282.html

原文入力:2009-04-23午前07:58:01
ポスコ会長人事介入
パク・ヨンジュン次長も ‘野人’ 身分で関与疑惑
2000年から民間企業…政府持分 全くなし

ソン・ホジン記者,イ・ヒョンソプ記者

ウ・チェチャン民主党議員の22日の暴露はこの間うわさだけが広まっていた政権によるポスコ会長人選介入疑惑に関することという点で衝撃的だ。
ウ議員の暴露は何よりその内容が出会いの場所・日時など非常に具体的なのに加え、介入情況が昨年末と今年初めのイ・グテク当時ポスコ会長辞退説が出てきた状況とも合致して注目を集める。

実際、昨年末・今年初ポスコにはイ会長交替説が広まった。参加政府スタート直後に赴任し‘ノ・ムヒョンの人’という視線を受けたイ会長がイ・ミョンバク大統領実兄のイ・サンドク ハンナラ党議員と友好的な関係ではなく残余任期1年を満たすのは難しいという話が流れた。検察がイ会長を狙いポスコの税務調査宥和ロビー疑惑を調査するといううわさも広まっていた。当時検察は去る2005年、ポスコが1700億ウォンの税金追徴受けても税務当局にロビー活動を行い検察に告発されないのではないかという疑惑を持って大邱国税庁を押収捜索するなど全方向捜査を行った。イ議員の直系要人であるパク・ヨンジュン国務総理室国務次長とイ大統領の最側近であるチョン・シニル セジュンナモ会長の動きはまさにこの時期に集中した。

イ会長はパク次長などがパク・テジュン ポスコ名誉会長とユン・ソンマン当時ポスコ社長,チョン・ジュンヤン ポスコ建設社長などと接触した後の1月14日、突然辞意を表明した。以後検察の捜査はうやむやになりチョン社長の会長就任は一瀉千里でなされる。1月29日CEO推薦委員会で後任会長に決定され2月27日の株主総会で会長として正式選出される。ポスコはチョン会長就任後、パク・ウォンスン希望製作所代表などが退いた社外重役席に ‘イ・ミョンバク キャンプ’出身要人2人を合流させる。

民間人身分のパク次長がポスコ高位関係者たちに会ったことも、政権核心の人事介入疑惑を仄めかす。当時パク次長は昨年6月大統領府企画調整秘書官として仕事をし、与党内部の ‘権力私有化’ 論議でしばらく野人に退いていた状態であった。それでもこれらがポスコと関連がないパク次長に会ったのは、パク次長が政権核心の意中を伝達する役割を引き受けたためではないかという推定を可能にする。

今回の疑惑が事実として明らかになれば波紋が予想される。ポスコは何より2000年の民営化以後、政府持分が全くない純粋民間企業だ。外国人と外国企業の持分が50%を越える。政府がポスコに影響力を行使する法的根拠が全くない。その上、イ会長は2003年就任以後経営実績などで市場から良い評価を受けてきた。‘親市場’,‘市場原理’を前面に出して執権した政権が、純粋民間企業の人事に介入した格好になりうる状況だ。

今回の疑惑を昨年公共機関長に対する大々的な総入れ替えの延長と解釈する見解もある。政府はこの間、任期が保障された公共機関長に対して「政権が変わったので再信任を受けなさい」として、辞退を要求してきた。こういう論理に照らして、参加政府時期に選任されたイ会長をそのままに置きにくかったという解釈だ。‘パク・ヨンチャ テグァン実業会長救命ロビー’ 疑惑を受けているチョン会長が今回また疑惑の対象になったことも注目を集める点だ。

ソン・ホジン,イ・ヒョンソプ記者dmzsong@hani.co.kr

原文: 訳J.S