本文に移動

盧前大統領 “私にはもう司法手続きしか残っていない”

原文入力 :2009-04-22 午後 06:44:51
自身のホームページ閉鎖意向明らかにして最後の文を上げ
“国民に謝罪”…支持者たちに “私を捨てなさい”

ノ・ムヒョン前大統領は22日自身のホームページ '人が生きる世の中`に事実上最後の文を載せ、チョン・サンムン前秘書官が ‘公金横領’ で拘束されたことに対して 「何の話をする面目もない」として「私がすることは国民に頭を下げて謝罪すること」だけだと明らかにした。続けて自身のホームページも閉じると明らかにした。

盧前大統領は「もう私が話せる空間は司法手続き一つしか残っていないようだ」として支持者らに「私を捨てなさい」と付け加えた。

以下はホームページにあげた文の全てだ。

‘人の世の中’ ホームページを閉じねばならない時がきたようです。
初めて兄の話が出てきた時には ‘まさか’ と思いました。
まさかと思った期待が崩れた後には、‘恥ずかしいことです。容赦してください。’ このように謝罪申し上げようとしましたが、適当な契機をつかめませんでした。胸中の一方では‘兄がすることをいちいち監督するのは困難でした。私でもどうしようもありませんでした。’こういう弁解をしていました。

しかし500万ドル,100万ドルの話が出てきた時は、私は何も言うことができない境遇になりました。私が知る知らないを離れて、すでに明らかになった事実だけでも前職大統領としての名誉も道徳的信頼度もすっかりなくなってしまったためです。

しかし私は言いました。

‘妻がやったことだ、私は知らなかった’この言葉は私をより一層みじめにするだけという事実を私はどうして分からないでしょうか? しかし私はそのように言いました。

国民の失望を少しでも減らしたかったのです。そして私はすでに政界を去った身ではあるけれど、私のために被害をこうむることになる人々、今まで私に対する信頼を捨てずにおられた方々に対する申し訳ない思いを少しでも減らしたかったのです。

もう一つ、私が考えたことは被疑者としての権利でした。道徳的破産はすでにどうしようもない事だけれど、一人の人間として享受しなければならない被疑者の権利は別個だと考えました。

だから ‘事実’ だけでも守りたかったのです。
それで先んじる検察と言論の推測や断定に反論もしました。

ところが、チョン・サンムン秘書官が‘公金横領’で拘束されました。

もう私はこの広場でこれ以上何の話をすることもできません。どんな話をしようと、多くの人々の怒りと嘲笑を買うでしょう。

私にはもう何の話をする面目もありません。彼は私の長い間の友人です。私はその縁より彼の姿勢と力量をさらに信頼しました。その友人が私のためにした仕事です。私が何の弁解をすることができるでしょうか? 私をより一層惨めにし、人々をより一層恨めしく思わせるでしょう。

もう私がすることは国民に頭を下げて謝罪することです。事実関係がある程度整理されればそのようにするでしょう。

私はもうこの広場にこれ以上事件に関する文を載せません。

会員の皆さんにも同意を求めます。この広場で事件に関する話をしないようにしましょう。私がすでに認めた事実だけでも私は道徳的名分を失いました。私たちがここで何の話をしても人々は共感しないでしょう。

私はここで政治的立場や道徳的名誉ではなく、被疑者の権利を話そうとしました。しかし今はこれにも共感を得ることはできないでしょう。今私が話せる空間は司法手続き一つしか残っていないようです。

皆さんはここで私を政治的象徴や求心点と見て話しています。しかしこれはこの事件がなかったとしても私には耐えがたいことでした。この間、私は方向転換を模索しましたが適当な方法が見つからず苦心をしていました。そうしている間にこういう状況になりました。今はこれ以上このまま行くことはできない事情になりました。

もはやノ・ムヒョンは皆さんが追求する価値の象徴に成ることはできません。私はすでに民主主義,進歩,正義,こういう話をする資格を失いました。

私はすでに抜け出すことのできないどん底に陥っています。皆さんはこのどん底に共に陥ってはいけません。皆さんは私を捨てなければなりません。

少なくとも一歩退いて新しい観点で私を評価してみる知恵が必要です。

私は今朝このホームページ管理者にこのサイトを整理しようという提案をしました。管理者はこのサイトは個人ホームページではないと言いました。会員の皆さんと協議をしようという話だと聞こえました。

それでこの文を載せます。

もう‘人の世の中’は門を閉めた方が良いと思います。

原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351112.html 訳J.S