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ユン・チャンジュン‘セクハラ現場’ワインバーに行ってみると雰囲気が…

登録:2013-05-12 18:36 修正:2013-05-12 21:03
"ホテルの最上階は高いので地下に行った" とのことだったが
価格差はなく、地下は照明が暗く空間が狭かった
地下1階ワインバー

 ユン・チャンジュン大統領府前スポークスマンは11日の記者会見で、問題のセクハラが発生した場所と関連して‘ワシントンホテル’最上階のバーは料金がとても高いので、地下1階の‘質素な’バーに場所を変えたと主張した。 しかし現場に行ってみると、2ヶ所の料理とワインの価格には大きな差がない反面、雰囲気には多くの違いがあった。

 ユン前スポークスマンと大使館支援要員、そして運転手は事件発生日の7日(現地時間)夜9時30分頃ここに到着してワインを飲んだと伝えられている。 彼らがどんなワインを飲んだか、料理は何を食べたのかは確認されていない。 しかしワシントンホテル最上階(11階)にある‘POV’というバーと‘ワインバー’と呼ばれる地下1階のバーの料金には別に差がなかった。 ホワイトハウスと道路を一本隔てているこのホテルは4星級で、1918年に建てられた由緒あるところだ。 ワインバーはホテルのロビーを基準とすれば地下1階に区分されるが、建物が若干傾斜していて実際には窓から外が見える地上階にあった。

 メニューを見ると、グラスで売るワインはPOVが10~15ドル(約1万1千~1万7千ウォン),瓶売りのワインは45~175ドル(約5万~20万ウォン)であった。 ワインバーの場合もグラスワインは10~20ドル(約1万1千~2万2千ウォン)であり、ボトルワインは50ドル(6万ウォン)内外から始まっていた。 もちろん有名ワインはどちらも価格が千差万別でほとんどが数百ドル台であった。 料理も同じだった。 POVは夜9時を過ぎれば18ドル(約2万ウォン)の‘チーズ盛り合わせ’だけになると店の職員は話した。 ワインバーはステーキ料理まで兼ねる所なので10~50ドル(約1万1千~6万ウォン)の多様な料理がメニューにあった。

ワシントンホテル最上階のバー

 しかし雰囲気には顕著な差があった。 POVは旅行案内書<ロンリープラネット>の‘ナイト ライフ’欄にも紹介される程に有名なところだ。 ここからは道路の向い側にあるホワイトハウス全景はもちろん、リンカーン記念館などの記念館・博物館が密集しているナショナルモールがすぐ真下に見下ろせる。 ワシントンの夜景を楽しむために老若男女を問わず多くの人々が訪れる。 11日(現地時間)午後6時頃に訪問してみると、100人をはるかに越えるとみられるお客さんで込み合っていたし、一部のお客さんはカメラを取り出しホワイトハウスの全景を撮影したりしていた。

 反面、ワインバーは米国の典型的な酒場の雰囲気に満ちていた。 照明はやや暗い方だった。 空間は狭苦しい方で、座席は40席程度とみられた。 一番内側にバーテンダーがワインセラーを背にしてカクテルと料理を作る空間があり、中央には長いテーブルが置かれていた。 ユン前スポークスマンが話した長いテーブルとはこれのことのようだった。 横幅は片側に9人ほどが座れた。 しかし縦は約50㎝程度と短かった。 見た目にはインテリアが若干素朴に見えるが、一流ホテルが運営するワインバーらしく洗練された美があった。

 POVとワインバーのこのような特性を土台に推定してみたところ、ユン前スポークスマンは価格より雰囲気のために場所を移したものと見られる。 多くの人々が行き来するPOVで若い女性と酒を飲んでいる姿が知っている人に目撃されることを憂慮したのかもしれない。

 一方、このワインバーで働いているある職員は7日夜、ユン前スポークスマン一行を見たかという質問に「覚えていないので、ホテルのマスコミ担当に問い合わせしてください」と話した。 ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/586999.html 韓国語原文入力:2013/05/12 17:26
訳J.S(1733字)

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