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北に漏れたという‘米核母艦機密’インターネット サークルが先に公開

登録:2013-05-07 23:10 修正:2013-05-08 09:52
"空母 海軍輸送人材 求む"
オンライン広告に入出港 日付記載
米国のニミッツ級核航空母艦カールビンソン。1983年3月に就役したニミッツ級3番目の核空母であるカールビンソンは、2005年に米第7艦隊に配属され、長さ333m、幅40.8m、飛行甲板の長さ76.4m規模で2基の原子炉を備えている。 カールビンソンはF/A-18戦闘爆撃機24機、給油機10機、S-3A対潜水艦機10機、SH-3H対潜水艦作戦ヘリコプター6台、EA-6B電子戦機4機、E-2空中早期警報機4機などを搭載している。 写真はカールビンソンが2011年1月11日釜山南区龍湖洞(ヨンホドン)の海軍作戦司令部埠頭に入港する場面。 釜山/キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

 去る5日午後3時15分、北韓国防委員会政策局スポークスマンは<朝鮮中央通信>記者との問答で、韓・米の重要軍事訓練情報を暴露した。 去る3~4月キーリゾルブとトクスリ(鷲)演習に続き、5月10日頃に韓・米が連合海上訓練を行うということだった。 特にこの訓練に米国のまた別の戦略兵器である核推進航空母艦ニミッツ号(写真)が参加するために釜山港に入ってくるという便りまで付け加えた。

 この報道が出てくるや国防部と合同参謀本部、韓米連合軍司令部スポークスマンの電話に火がついた。 しかし国防部は「米国空母の参加有無は分からない」、合同参謀も「米軍側に確認中」と言うだけだった。 この日夜遅く、韓米連合軍司令部は「艦艇の作戦運用と港湾訪問について事前に公開していない」として空母の参加有無の確認を公式に拒否した。

 しかし、あきれたことに重要軍事情報である米国空母の韓国訪問日程は、去る4日からインターネット サイトに上がっていた事実が一歩遅れて明らかになった。 インターネット写真サークルである‘○クラブ’には4日夜9時48分に‘英語ができて運転可能な釜山の人2名募集’という求人広告が上がっていた。 この広告の内容は「米海軍航空母艦が11日に入ってきて13日に出港するが、(釜山で)米海軍人を輸送する仕事です」というものだった。 この求人広告は他のインターネット サイトにも多数掲載されていた。

 結局、北韓の報道が出てくる18時間も前に米国空母の展開事実が求人広告を通じて韓国のインターネット サイトに堂々と上がっていたわけだ。 国防部も北韓がこの空母の韓国訪問時期を把握し報道するには、この求人広告が相当な役に立ったと見ている。 国防部関係者は 「空母に乗った海軍将兵を支援するために駐韓米軍が外注業者に人材を要請する過程で不必要な情報が公開されたようだ」と話した。 韓米連合軍司令部のある関係者も「具体的内容を明らかにするべきでない。 しかし依然として公式的には訪問有無や時期を確認することはできない」と話した。

キム・キュウォン記者 che@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/586287.html 韓国語原文入力:2013/05/07 21:20
訳J.S(1349字)

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