原文入力:2009-04-22午前01:38:01
南北接触で一方的通知…“土地賃貸借・労働者賃金など特恵 再協議”要求
ソン・ウォンジェ記者,ファン・ジュンボム記者
政府, PSI参加留保 決定
北韓は21日「開城工業団地事業のために南側に与えた全ての制度的な特恵措置を全面的に再検討する」と南韓に通知した。
北側はこの日開城工業団地で開かれた南北当局者接触で△開城工業団地 ‘土地賃貸借契約’ 再契約△入居企業の土地使用料納付時点を2014年から来年に操り上げ△北側労働者の労賃も現実に合うように再調整 すると明らかにした。また開城工業地区事業と関連する既存契約を再検討するための交渉を始めるものであり、南側はこれに必要な接触に誠実に応じるべきだと要求した。開城工業団地は ‘現代峨山’ が北韓から50年間土地を賃借する形式の契約を結んでいる。
北側が開城工業団地関連の制度的合意懸案の全面再検討を通知してきたことにより、以後開城工業団地事業が重大な岐路を迎えることになるものと見られる。政府当局者は「特恵再検討のための交渉意思を明らかにしたことは開城工業団地運営のための南北当局間後続協議の用意があるという信号とも見られる」と肯定的に評価した。しかし、北側が以後の交渉過程で南側に莫大な費用負担を要求する方式で南側から先に開城工業団地事業をたたむように誘導しようとすることも可能だという指摘も出ている。
北側はこの日、南側の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)参加に対しても ‘宣戦布告’ として強力に非難した。南側代表団が要求した現代峨山職員O氏面会も「今回の接触と関係がない懸案」として聞き入れなかった。
南側はこの日、北側通知に対して「開城工業団地の出入り・滞留問題などを含めて南北関係懸案解決のための南北当局間次期接触を行おう」と反対提案をした。また南側は開城工業団地抑留者O氏を早く引き渡すことを北韓側に強力要求した。
先立ってキム・ヨンタク統一部開城工業団地事業支援団長など南側当局者7人は、この日朝8時46分頃京義線陸路を通じ北韓を訪問した。これらは開城工業団地管理委員会事務室に留まり、北側と午前と午後合わせて7回の連絡官接触を行った後、夕方8時35分から57分まで22分間、北側機関である中央特区開発指導総局でキム・イルグン総局長など北側当局者と本接触を行った。非軍事分野の南北当局者らが会い南北関係関連懸案を協議したのはイ・ミョンバク政府スタート以来今回が初めてだ。
北側中央特区開発指導総局は去る16日、南側開城工業団地管理委員会を通じて ‘開城工業団地関連重大問題を通知するので管理委員長は開城工業団地と関連する責任ある政府当局者とともに21日開城工業団地に来なさい’と知らせてきた。
政府はこの日、北側が ‘交渉意志’ を通知してきたことにより、PSI全面参加を当分 ‘留保’ することを決めた。複数の政府当局者たちは「北韓が開城工業団地に対する新しい問題を提起し、交渉を提起してきただけに交渉経過を見守り適切な時期をまた選ぶだろう」と話した。政府はこの日大統領府でイ・ミョンバク大統領主催で外交安保政策調整会議を開き、PSI参加宣言を ‘留保’ する側に方針を決めたと知られた。 ソン・ウォンジェ,ファン・ジュンボム記者wonje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/350909.html 訳J.S