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“韓国 検疫官, 米牛肉 現場検査せず”

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/350597.html

原文入力:2009-04-19午後10:04:12
キム・ウナム議員, 農食品部 派遣活動 報告書 公開

イ・ジョンエ記者

米国の牛肉輸出作業場点検のために派遣された韓国の検疫官たちが独自の現場検疫検査業務をただ一度もしていないことが明らかになったと、キム・ウナム民主党議員が19日明らかにした。

キム議員はこの日報道資料を出し「農林水産食品部の資料によればワシントン大使館とヒューストン総領事館などに派遣された4人の検疫官らが昨年10月から去る3月まで52件の業務処理報告書を提出したが、輸出作業場点検と関連した内容がなく現地点検業務を遂行せずにいることが確認された」と明らかにした。

キム議員は「検疫官らが ‘米国の肉類関連 回収措置’ や ‘米農務部の肉類回収規定改正’ 等、畜産関連政策や動物の衛生状況など単純情報だけを報告していた」として「現場点検は去る4月初めに米国を訪問した政府現地点検班の牛肉作業場調査に同行したのが全て」と語った。

キム議員は「これは米国の牛肉輸出作業場に検疫官を派遣し狂牛病特定危険物質(SRM)除去などがなされているか確認し衛生管理事項を直接監視するという当初の派遣目的とかけ離れている」として「検疫官派遣は米国産牛肉輸入に対する批判的世論を静めるための政治的ショー」と批判した。

これに対して、農林水産食品部は「米国輸出作業場に対する常時点検はまだ世界的に類似の先例がなく、派遣獣医官らが現地に定着するのに時間が必要でありまだ本格的な活動ができなかった」と明らかにした。

イ・ジョンエ,キム・ギテ記者hongbyul@hani.co.kr

原文: 訳J.S