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駐中大使クォン・ヨンセ、駐日大使イ・ビョンギ…‘朴槿恵 核心側近’配置

登録:2013-03-31 23:35 修正:2013-04-01 07:57
"大統領 中国重視の意を示した"
駐米大使には通商スペシャリスト アン・ホヨン
駐ロシア ウィ・ソンナク、駐UN代表 キム・スク 留任
左からクォン・ヨンセ、イ・ビョンギ、アン・ホヨン、ウィ・ソンナク、キム・スク

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は31日側近であるクォン・ヨンセ(54)前セヌリ党議員とイ・ビョンギ(66)セヌリ党汝矣島(ヨイド)研究所顧問をそれぞれ駐中大使と駐日大使に内定した。 また駐米大使にはアン・ホヨン(57)前外交部第1次官を内定する一方、ウィ・ソンナク(59)駐ロシア大使とキム・スク(61)駐国連(UN)代表部大使は留任させた。 クォン・ヨンセ、イ・ビョンギ、アン・ホヨン内定者は駐在国のアグレマン(同意)手順を踏んだ後に正式任命される。

 4強大使の中でまず目につく人はクォン・ヨンセ内定者だ。 クォン内定者は朴大統領がセヌリ党非常対策委員長だった昨年4月の総選挙で党事務総長と公認委員を務め、大統領選挙選対委では総括選挙対策本部総合状況室長を務め朴大統領の核心側近に急浮上した。 彼の内定については「朴大統領がとても中国を重視しているので、信任が篤いクォン内定者を送るようだ。 (彼が)今後は南北問題にまで関与するものと見られる」という観測が出てきた。 培材高・ソウル大法科を卒業し、司法試験(25回)合格後、検事として仕事をした。 1994~1997年に国家情報院に派遣された経歴もある。 16~18代国会議員を務めた。

 イ・ビョンギ駐日大使内定者は、2007年大統領選挙競選の時から朴大統領を助けた核心側近だ。 2002年大統領選挙時はイ・フェチャン当時ハンナラ党候補の政治特別補佐官を務めるほど重用されたが、2004年17代総選挙を控えて2002年の大統領選挙当時イ・インジェ自民連議員側に5億ウォンの不法政治資金を渡した疑惑が検察捜査であらわれ、総選挙公認申請を取り消された経緯がある。 新政府になって国家情報院長の下馬評に上がりもした。 景福(キョンボク)高・ソウル大外交学科を卒業し、外交官試験(8回)に合格した後、駐ジュネーブ代表部、駐ケニア大使館などで勤めた。 盧泰愚(ノ・テウ)政府の時には大統領儀式首席秘書官、金泳三政府時は国家安全企画部第2次長などを経た。

 アン・ホヨン駐米大使内定者は外交官試験(11回)出身で、通商分野の要職をあまねく経験した通商専門家だ。 在外公館勤務経歴も経済協力開発機構(OECD)代表部、ジュネーブ代表部など通商分野が主だ。 そのためアン内定者の抜てきは、今後韓-米自由貿易協定(FTA)の成功的履行のためのものという分析が出ている。 2010年にソウルで開かれた主要20ヶ国首脳会議の時、G20大使を務めたこともある。 京畿(キョンギ)高・ソウル大外交学科を出た。

 留任となったウィ・ソンナク大使とキム・スク大使は共に外交官試験(13回、12回)を通過した職業外交官出身だ。 ウィ大使は北米局長、駐米大使館政務公使、韓半島平和交渉本部長、北核6者会談首席代表を歴任した。 南星(ナムソン)高・ソウル大外交学科を卒業した。 キム大使は北米局長と6者会談首席代表、韓半島平和交渉本部長、国家情報院1次長を務めた。 済物浦(チェムルポ)高・ソウル大社会学科を卒業した。

チョ・ヘジョン記者 zesty@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/580633.html 韓国語原文入力:2013/03/31 22:33
訳J.S(1530字)

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