‘振興’が外された放送通信委員会‘失望’
機能が縮小された国土・教科部‘淡々’
食品医薬品安全庁を分離された福祉部‘物足りなさ’
15年ぶりに‘通商’を取り戻した知識経済部
"経済主管部署 専門性 発揮 意向"
大統領職引継委員会の15日政府部署改編案発表に部署の悲喜が交錯した。 なくなったり権限が縮小される部署は沈鬱な雰囲気であり、権限が強化される部署では笑いの花が咲いた。
外交通商部は通商機能が分離され外された改編案が出てくるや茫然自失した雰囲気だ。 この間、業務引継委員会周辺で外交部と通商交渉本部を分離するような話がなかったために衝撃がより大きいものと見られる。 ある当局者は 「どうしてこうしたことが起きたのか分からない。 長官もアフリカ出張に行っていないのに、突然爆弾に当たったようだ。 一言でメンタル崩壊状態」と話した。
通商交渉本部に勤める外交部出身職員の人事移動を巡る憂慮も出ている。 外交部は1998年に通商機能を吸収して外交通商部になり、政務パートと通商パートの職務循環を推進してきた。 別の当局者は「通商交渉本部の場合、課長級以上の幹部職員のほとんど大部分が外交官試験で入ってきた人々だ。 彼らをどのようにするかも侮れない課題になるだろう」と話した。 また別の当局者は「先へ行くほど経済外交が強調される雰囲気なのに、外交部から通商分野を引き離した方が良いということが理解できない」と話した。
未来創造科学部の新設で組織と機能が縮小された放送通信委員会も失望する雰囲気が歴然だ。 振興機能はなくなり規制機能だけが残るので、地位縮小が避けられない。 科学技術分野がなくなった教育科学技術部や、海洋水産部が新設されて機能が縮小される国土海洋部などは組織縮小に備えることになったが、比較的淡々として受けとめている。 朴槿恵(パク・クネ)当選人の公約事項であっただけに「予想したこと」という反応が出ている。 ただし具体的な機能再編に関する政府案が出てきていないため、もう少し見守らなければならないという立場だ。 教科部のある関係者は「重要な大学支援機能がどこへ行くかなど機能再編については発表がなく、機能再編の部分を鋭意注視している」と話した。
国土海洋部のある関係者も「組織が縮小されるので何も感じないわけではないが、既定事実化されていたことなので衝撃が思ったより大きくない」と淡々とした反応を見せた。 国土海洋部のこのような雰囲気は建設と交通が部署の主流を形成してきた文化とも関連していると見られる。 別の関係者は「建設交通部時期から建設と交通を二大軸として業務を取り扱ってきたので、海洋が抜けることに対しては敏感度が少ないこともある」と話した。
保健福祉部は食品医薬品安全庁が離れて行ったことについて物足りなさを示した。 福祉部関係者は「引継委員会の政府改編案に対して何もいうことはない」として不満感を表出した。 反面、食薬処に名前が変わり総理室直属に変わった食品医薬品安全庁は歓迎した。 ある関係者は「食品安全に対して朴槿恵当選人が大きな関心を持ったことを表現したと理解する」と話した。
通商業務を15年ぶりに取り戻すことになった知識経済部は非常に鼓舞された雰囲気だ。 今後、産業とエネルギー、通商を合わせた実務経済主務部署として役割がより一層大きくなると期待している。 ある関係者は「今回の組織改編は知経部の後身になる産業通商資源部が実物経済主管部署の専門性をきちんと発揮しろとの当選人の意が反映されたのではないか」と話した。
パク・ビョンス、ムン・ヒョンスク先任記者、ノ・ヒョンウン、パク・スジン記者 suh@hani.co.kr