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判事ら “シン最高裁判事 退いかねばならない” 見解あふれる

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/350483.html

原文入力:2009-04-19午前10:46:56
最高裁 ‘裁判官会議’ 控えて意見収斂
“裁判権侵害…政治的行動” 批判

パク・ヒョンチョル記者

最高裁の意見収斂結果、ろうそく集会事件裁判に介入した事実があらわれたシン・ヨンチョル最高裁判事の行為は裁判独立性を侵害したもので、自ら辞退しなければならないという声があふれた。

<ハンギョレ>が17日入手した ‘司法制度改善法案に関する各級裁判所意見収斂結果’ 資料によれば、ソウル北部地方裁判所のある判事は「(裁判権侵害という)最高裁真相調査団の調査結果に共感する。シン最高裁判事が責任を負う姿を見せるべきだ」という意見を出した。ソウル東部地方裁判所のある判事は「シン最高裁判事が政治的な影響を受けて行動したのではないかと疑われる」として「それにともなう失望感が非常に大きい」と話した。「シン最高裁判事の辞退拒否は政治的に見られる恐れがあり、裁判業務を継続遂行すれば不信を招く」,「最高裁長官が国民または裁判官に対し謝罪表明をする方式で責任分担が必要だ」という見解も提示された。

判事たちは‘どんな事例が裁判権侵害と見られるか’という質問に答えながらもシン最高裁判事の行為は不当だと指摘した。ソウル高裁とソウル中央地裁などの判事11人は「具体的事件に関与する形式は内容を問わず裁判権侵害とみるべきだ」と強調した。シン最高裁判事の行為を司法行政権の正当な行事範囲の中にあると指摘する意見は資料に出てこなかった。

今回の事態の原因を巡って判事たちは「内部コミュニケーション失敗」,「最高裁長官への司法行政権集中」,「裁判所官僚化」等、多様な診断を出した。法院行政処の事件処理方式に対する批判も出てきた。仁川地方裁判所のある判事は「法院行政処で差し迫る時間を定め一方的に意見収斂手続きを進行するのは手続き的正当性を与えられるための要式行為ではないのかと憂慮される」と話した。

大法院は来る20~21日、全国裁判官会議を控えて全国判事の意見を集めた資料を作り、この日内部通信網を通じて判事たちに回覧させた。 パク・ヒョンチョル記者fkcool@hani.co.kr

原文: 訳J.S