"正義は負けていない。 戦いは終わっていない。"
ノ・フェチャン進歩正義党共同代表は "国民の審判、歴史の判決がまだ残っている" と強調した。 ‘安全企画部Xファイル’に記録された‘餅代検事’の実名を公開して起訴された彼は14日、最高裁の判決で国会議員職を喪失した直後、国会で記者会見を行い心境を明らかにした。 上気した表情で話を繋ぎながらも、正当性に対する確信を表現するように時には明るく笑った。
彼は通信秘密保護法違反容疑で有罪を宣告した司法府の判決を強く批判した。 彼は 「国内最大の財閥会長が大統領候補に巨額の不法政治資金を渡した事件が‘公共の非常な関心事’ではないとの最高裁の奇怪で想像を絶する判断を決して受け入れられない。 報道資料を報道機関に配布すれば免責特権が適用され、インターネットを通じて一般国民に公開すれば議員職剥奪という時代錯誤的詭弁で最高裁は果たして誰の利益を保護しようというのか? 韓国の司法府に正義、良心はあるのか?」と反問した。
彼は与野党の国会議員159人が出した宣告延期要請嘆願を最高裁が受け入れなかったことに対しても「法改正の可能性が高い事項なのに、なぜ急いで宣告したのか理解できない」として深刻な遺憾を示した。 彼は「私が議員職を維持することを最高裁が望んでいないようだ。 結果的に立法権が侵害されたことを納得できない」と指摘した。これに先立ち国会議員159人は国会が現行の通信秘密保護法改正を議論しているだけに、法を変える時までノ代表の宣告を先送りしてほしいという内容の嘆願書を去る5日最高裁に出した経緯がある。
ノ代表は‘歴史’という更に大きな法廷の審判が残っていると語った。 彼は 「今日の最高裁判決は最終審ではない。 今日、最高裁は私に有罪を宣告したが、国民の審判台の前では大法院がわいろを授受した者らと共に被告席に立つことになるだろう」と警告した。 それと共に「8年前のその日、その瞬間がまた来たとしても私は同じように行動するだろう。 国民が私を国会議員に選出したことは、そのような巨大権力の不正と真っ向から戦ってこの地の正義を正せとの意であるためだ」と確約した。
彼は最高裁の今回の判決にも‘安全企画部Xファイル’事件を‘終わった事件’、‘昔のこと’として埋めることはできないと強調した。 彼は「言論に公開されたものはテープ2~3ヶだけだが、280ヶを超える非公開テープがソウル中央地検に保管されている。 どんな不法行為が含まれているか分からない。 国会と国民が努力すればテープの公開を決めることができる」と語った。 続けて「歴史には時効がない。 巨大権力の不正を糾明して処罰のために努力しなければならない」と真相糾明の意志を明らかにした。
ノ代表は当時ソウル地検2次長として‘安全企画部Xファイル’捜査を担当したファン・ギョアン弁護士が法務部長官候補者に指名されたことに対する所感も明らかにした。 彼は 「2005年12月捜査発表文で(ファン候補者は) ‘毒樹毒果論’を適用して私と記者二人の行為が法律違反行為だという判断を下した。 反面、疑惑を受けた餅代検事は調査すらしなかった。 偶然にも安全企画部Xファイル事件を覆い隠す作業を主導した人が法務部の首長に指名されたのと同じ時点で、私は国会を去ることになった」と指摘した。 その一方で彼は「だが、不正が勝って正義が敗れたとは考えない。 戦いは終わっていない」として繰り返し‘正義のための戦い’を続ける決意を新たにした。
ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr