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北 銀河3号 残骸物から‘規制部品’出て来ず大部分は自主製作…外国産も日常製品

登録:2013-01-21 22:27 修正:2013-01-29 10:47
国防部傘下の国防科学研究所 分析

 北韓が先月12日に発射した銀河3号2号機ロケットの部品6~10種類は中国など5ヶ国の商用製品であることが明らかになった。 しかし部品の大部分は北韓で自ら生産したものと分析された。

■部品の一部は中国など外国産

 21日国防部傘下の国防科学研究所(国科研)が分析した結果によれば、西海(ソヘ)から回収した銀河3号の残骸物は6~10個程度の外国性部品と残りの大多数が北韓による自主部品で構成されていた。 外国産部品は直流転換期、温度感知器など多数の電子機器と感知器であり、全て商用製品だった。 その他大多数の部品は北韓の自主製作品であることが確認された。 国防部は外国産部品の生産国は5ヶ国と明らかにしたが、外交問題を考慮して国名は明らかにしなかった。 中国は含まれていることが分かった。 国科研関係者は「外国産部品は旅行に行っても容易に買えるもの」と説明した。 したがって一角で提起したように、北韓がこれら部品を密輸した可能性は低いと見える。 国防部関係者も「外国産部品が2009年国連安全保障理事会決議1874号とミサイル技術統制体制(MTCR)で規制する品目に該当しない」と明らかにした。 しかし国防部は北韓がこれら製品を購入した経路は国連安全保障理事会で再び検討されることがありうると明らかにした。 国防部関係者は「銀河3号に使われた外国産部品の生産業者が、北韓や北韓関連会社と取引したとすれば、それは問題になりうる。 今回の調査結果は国連安保理に報告する予定であり、ミサイル技術統制体制にも要請があれば送るだろう」と話した。

■北韓の技術力は?

 北韓の銀河3号は韓国のナロ号とは異なる方式の技術を採択したものと国科研は分析した。 ナロ号は推進体が2段だが、銀河3号は3段だ。 ロケットの方向を制御する時、ナロ号はエンジン自体が動くが、銀河3号は主エンジンは固定されており、4個の補助エンジンが動くようになっている。 また、韓国のロケットは表面がなめらかだが、北韓のものはそうではない。

 ロケットの核心技術であるエンジンの場合、90年代のノドンミサイルの技術を活用したが、概してイランのミサイル技術と似ており、中国の長距離核ミサイル東風31号とは異なると国科研は説明した。 国科研関係者は 「国際社会の制裁で技術導入と部品調達が制限されているにも関わらず、多くの実験を基に長距離ミサイル技術の完成度を高めた」と評価した。

キム・キュウォン記者 che@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/570661.html 韓国語原文入力:2013/01/21 21:37
訳J.S(1193字)

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