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一斉 ‘間違い考査’

原文入力:2009-04-13午後07:57:11
昨年の学業達成度評価 再調査結果
入力脱落など誤り1万6402件発見
イ・ジョンギュ記者

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昨年10月実施された国家水準学業達成度評価結果を集計する過程で運動部の生徒などの成績を除いて報告した事例が全国で1千件余りに達すると調査された。
教育科学技術部は去る2月25日から2008年学業達成度評価結果集計および報告過程に対する再調査を行った結果、計1万6402件の誤りが発見されたと13日明らかにした。

類型別に見れば、受験者数錯誤など集計誤りが9198件(56.1%),主観式質問項目採点結果を移す過程で起きた誤りが3236件(19.7%)で‘単純ミス’が大部分を占めたと教科部は説明した。

しかし、去る2月の学業達成度評価結果公開過程で問題になった運動部と芸能部生徒,一部科目試験だけ受けた生徒などの成績を除いて集計した事例も1075件(6.6%)に達した。‘成績操作’論議をかもした全北,任実地域のように教育庁に報告した内容と実際に学校で採点した結果が異なる場合も54件(0.3%)が摘発された。教科部はまた全体900万枚の答案用紙中に65万枚(7.2%)ほどが学年が変わる過程で紛失したり廃棄され再調査ができなかったと明らかにした。

教科部は「発見された誤りの中で、故意または重過失がある場合には教育庁自らの調査後それに相応する措置をとるように市・道教育庁に要求する」と明らかにした。しかし教科部は入力脱落,報告誤りなどに対して‘故意による成績操作’可能性を最初から排除するような態度を見せ批判をかっている。チャン・ギウォン教科部企画調整室長はこの日ブリーフィングで「当初学業達成度評価結果を公開すると明らかにしていないので学校次元の故意や重過失は殆どなかったと確信している」と話した。

これに対してキム・ミョンシン共にする教育市民会共同代表は「一斉試験は全国単位の序列化負担のために成績を高めるための意図的操作の可能性が今なお残る試験」としながら「教科部がこのように問題がないと公言しているところに市・道教育庁が故意性可否をまともに調査できるか疑問」と指摘した。特に教科部が当初、標本集計生徒(全体の4~5%)の評価結果だけ公開することにしておき、突然全数公開に方針を変え、遅れて一線学校に成績を報告しろと要求する過程で成績操作論議が盛んに行われたという点で、‘公開が予定された試験ではなかったために故意操作の可能性はない’という教科部の説明は無責任だという批判も出ている。

教科部はこの日、再調査結果を発表し採点を学校でなく教育庁で一括実施し結果報告も電算システムを通した自動集計方式に変えるなど学業達成度評価管理体制を改善すると明らかにした。毎年10月に実施する小3対象国家水準基礎学力診断評価は3月に市・道教育庁が主管して行う教科学習診断評価と統合することにした。

しかしこういう対策は取り繕いに過ぎないという指摘が出ている。オム・ミニョン全国教職員労働組合スポークスマンは「試験管理をいくら強化しても一斉試験と成績公開で学校らが競争に追いやられる限り、成績が低い生徒の排除,試験不正など非教育的な状況が継続して起きる」として「学業達成度評価を標本集計方式に変えることだけが一斉試験問題を解く唯一の答」と話した。

イ・ジョンギュ記者jklee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/349553.html 訳J.S