46日間にわたり14万ボルトの送電塔で双龍自動車解雇労働者3人が命をかけた高空籠城を行う中で、4日ここを訪ねたセヌリ党のイ・ハンク院内代表とウォン・ユチョル議員らが解雇労働者と会いきっ抗した‘舌戦’を行った。
イ代表一行をむかえた金属労組双龍車支部ヤン・ヨングン組織室長は「聴聞会で問題があると与・野が認識したし、セヌリ党も国政調査を約束した以上は守ってほしい」と話した。 企画された不渡りと不法解雇に対する国会次元の真相究明が先行すべきで解雇問題の解決はその後の問題という説明だ。 イ・ハング代表は「国会環境労働委次元で発表したものだ。 国政調査の目的が明らかでない。 私は懐疑的だ」と話した。 また「あのような極端行動で事故でも起きればどうするのか。 皆さんの目的は復職ではないか。 このような形ではダメだ」と話した。
両者間に15分余にわたる対話が終わってイ代表があわただしく座り込みテントを離れるや集まっていた双龍車解雇労働者たちは「送電塔上の労働者の顔を一度も見ないのか」として地団駄を踏んだ。 解雇労働者キム・ジョンウン(44)氏は「大統領選挙を控えた去る10日、キム・ムソン セヌリ党総括選対本部長が公式に双龍車売却と整理解雇過程に対する国政調査を行うと言ったのに、今になって覆すとは国政調査発表は大統領選挙用だったのか? 朴槿恵(パク・クネ)当選人の対国民詐欺」と悔しさを爆発させた。
イ代表などセヌリ党議員5人は午前には双龍車平沢工場でイ・ユイル代表理事など会社経営陣と企業労組所属のキム・ギュハン双龍車労組委員長など労組幹部と面談した。 イ・ユイル代表は 「協力業者を含む11万人の働き口を保全しなければならないという思いで経営正常化が優先だ。 経営だけに専念できるようにしてほしい」と話した。
非公開面談以後、ウォン・ユチョル セヌリ党議員は公開ブリーフィングを通じて「双龍車問題を解決する時点になった。 使用側に2009年8月6日の労使間大妥協事項を履行するよう促し、イ・ユイル社長に無給休職者・希望退職者とさらに整理解雇者までを段階的に労使合意を前提に復職可能になるよう近日中に推進するという答弁を聞いた」と明らかにした。 キム・ギュハン労組委員長は「無給休職者は今年前半期以前に解決する」と話し、チョン・ムヨン会社広報担当常務は「生産量確保に伴って」という但し書を付けた。
77日間の‘玉砕ストライキ’の末に労組が最後まで命をかけて守った‘無給休職者1年以内復職’の約束は、3年を過ぎてから出てきた。 その間、解雇労働者は4度の冬をむかえたし労働者23人が亡くなった。 会社が労組を相手に400億ウォンの損害賠償訴訟と仮差押さえ、求償権はもちろん労組幹部26人に対する20億ウォンの賃金仮差押さえも3年たってもそのままだ。 チョン・ジン民主労総京畿(キョンギ)地域本部長は「労働者の命を賭けた籠城を復職のためだけと糊塗してはならない。 真実を明らかにして欲しいということだ。 新政府が大統合を言っているが真正性が重要だ」と話した。
平沢/ホン・ヨンドク記者 ydhong@hani.co.kr