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‘米ドル札束’ 100束どうやって‘大統領府保安’を突き抜けたのだろうか?

原文入力:2009-04-11午後01:24:11
頂点に駆け上がる ‘パク・ヨンチャ ロビー捜査’ 100ドル札100枚ずつ`束ねた札束100ヶ、一度に通過
職員多い総部秘書官室に堂々と出入りした点にも注目

キム・ナムイル記者

←ムン・ジェイン前大統領府秘書室長(右側)が10日午後、慶南,金海市,進永邑,ボンハマウルのノ・ムヒョン前大統領私邸を訪問し盧前大統領に会った後、秘書陣の見送りを受けて私邸を出ている。 金海/キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

パク・ヨンチャ テグァン実業会長がチョン・サンムン前大統領府総務秘書官を通じて盧武鉉前大統領側に渡した100万ドルの両替に、テグァン実業系列会社職員130人余りの名前が使われたことが明らかになり、この資金の非正常的な流れがより一層浮び上がっている。

パク会長は2007年6月末、130人余りの名義を使って金融機関で10億ウォン余りを100万ドルに変え、側近チョン・某氏を通じて大統領府に渡したことが検察調査で明らかになった。検察関係者は「当時、金の引き出しと両替は一~二日間になされた」として「こういう資金が大統領府に行き、相当な意味があるように見えてきた」と話した。検察は盧前大統領側がウォン貨より追跡が難しいドルを要求したものと見て、この資金に不法性があるという判断を固めたと知られた。

チョン前秘書官はチョン氏から100万ドルを渡されて、直ちに総務秘書官室近所にいる盧前大統領官邸に移し、盧前大統領の夫人クォン・ヤンスク氏がこれを受け取ったと検察で述べた。

一方、監視の目が多い大統領府内で巨額の金カバンが堂々と行き来したという点も目を引く。チョン前秘書官が金を受け取った場所として検察が指定した総務秘書官室は職員が多く、これらの目を避けるのが容易でないということだ。特に保安検索が徹底した大統領府に100ドル紙幣100枚ずつを束ねた札束100ヶが一度に入った点に照らして、パク会長側近の大統領府出入り過程にも非正常的な点があったのではないかという疑問が起きる。当時、総務秘書官室が入っていた建物で仕事をしたある要人は「そのように多くの職員らの間を堂々とドルが入ったカバンが総務秘書官室に入る場面を想像すると惨憺たる思いだ」と話した。

検察はパク会長の最側近であるチョン氏が、大統領府にしばしば出入りしていたことが把握されたとも説明した。パク会長側と盧前大統領側、または他の大統領府の人々とのねばっこい関係を見せる部分だ。 キム・ナムイル記者

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/349164.html 訳J.S