原文入力:2009-04-09午後10:48:28
ショッピングモール 女子大生, 3百万ウォン借入が‘1年間で7千万ウォン’
借金返せなくなれば回し・遊興店舗で売春転 転
救出に立った父親,保証に挫折…娘を殺して自身も首を括る
ソン・ギョンファ記者
女子大生イ・某(23・舞踊科休学)氏は2007年の友人とともにアルバイトを始めた。ソウル,東大門でアクセサリーを仕入れインターネット ショッピングモールで売ることだった。下宿の部屋が事業場だった。
お金になると思うと大きくやってみたい欲が出た。もう少し大きな下宿の部屋が必要だった。その頃、学校の先輩が ‘すぐに300万ウォンを借りることができる’ と言って貸出業者を紹介した。電話貸し金業者で一日4万ウォンずつ90日間返せば良いといった。イ氏が2007年7月O貸付業者に300万ウォンの貸出申請をすると、先取り手数料を除いて265万ウォンがすぐに入金された。この金300万ウォンのために彼女の人生が破滅するとは当時誰も知らなかった。
貸出後35日が過ぎると返済が滞り始めた。貸付業者 ‘キム課長’ は「利子を滞らせるより、また貸出を受けて残った借金を返しなさい」と言った。5万ウォンずつ96日間返すことにして400万ウォンをまた借りた。
だが借金はかえって大きくなって行った。O貸付業者は「H貸付業者で貸し出しを受け借金を全部返せ」と脅した。やむを得ずその年の11月H業者で300万ウォンの貸出を受けた。返済は再び滞り、2番目の業者は3番目の業者を紹介した。日払い借金1つを賄うために日数借金2つを借りなければならない生活が半年ぐらい続いた。結局、イ氏は8ヶの貸付業者と借用契約を結ばなければならず、毎日返さなければならない金額も55万ウォンに増えた。
借金が雪だるまのように増えると私債業者らの脅迫が始まった。彼らは「以前、裸体写真を撮ってインターネットに載せたこともある」と威嚇した。契約時に「形式的な手続き」と言われて書いた家族と友人の電話番号も脅迫の手段になった。私債業者らは毎日イ氏の下宿の部屋を訪ねてきて悪口をあびせた。
金を受け取ることが出来ない貸付業者らは売春を‘方法’として提示した。ソウル 江南のルームサロンを紹介するということだ。借金督促に耐えられずイ氏は昨年3月から友人とともにルームサロンの仕事を始めた。イ氏は「父親のようなお客さんに会うととても恐ろしくて恥かしくて辞める」と言ったが脅迫が激しくなるだけだった。
私債業者らは‘逃げるな’と言って江南,論峴洞のあるワンルーム(いわゆる‘借金部屋’)を得て生活するようになった。‘ルームサロン2次’に出て行っても借金を返すには力不足だった。
耐えられなくなったイ氏は11月に父親にすべての事実を打ち明けた。借金が7000万ウォンに増えた後であった。事業のために外国に出ていた父親はその時、長女の事情を初めて聞いた。
父親はあちこち奔走した。ところが、私債業者らは「7000万ウォンを返しても終わりではない。他の借金に対する保証が入っている」と話した。イ氏は業者に貸出を受け友人の保証を受けており、別の友人の保証人になっていた。保証が互いに絡まっていて単独で抜け出すことは不可能だった。父親は私債業者らに「金をみな返すから保証書を廃棄してくれ」と頼んだが、8ヶ業者の中で3ヶ所は「保証書を渡すことはできない」と固執した。
11月25日、父親は娘のワンルームに訪ねて行った。父親は娘の首を絞め、二日後には自宅の近所で自らも首を括った。
ソウル警察庁広域捜査隊は9日、亡くなった女子大生イ氏など200人余りに金を貸し最高年680%の不当な利子を得ていた疑惑(貸付業法違反)でキム・某(31)氏など貸付業者4人を拘束し13人を不拘束立件した。現行貸付業法は年49%以上の利率を不法と規定している。イ氏が通ったルームサロンのマダム チェ・某(41)氏も売春斡旋疑惑で拘束された。警察は「イ氏が亡くなった後も私債業者らはイ氏の友人らに ‘死んだ子は死んだ子で、お前がイ氏の保証人になったのだからその金も返さなければならない’と脅迫していた」と伝えた。
ソン・ギョンファ記者freehwa@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/349031.html 訳J.S