原文入力:2009-04-10午前02:40:23
検察 “盧前大統領に会いチョン・サンムンに与えた” 陳述確保…‘包括的贈収賄罪’ 検討
チョン・サンムン令状棄却…MB最側近チョン・シンイル出国禁止
キム・ジウン記者ソン・インゴル記者
←盧武鉉前大統領(左側写真)と夫人クォン・ヤンスク氏が各々9日午前、慶南,金海市,進永邑,本山里,ボンハ村の私邸内で重い表情で歩いている。 金海/聯合ニュース
パク・ヨンチャ(64・拘束起訴)テグァン実業会長が盧武鉉前大統領在任期間の2006年、大統領府でチョン・サンムン(63)総務秘書官を通じてクォン・ヤンスク氏に100万ドルを渡した事実が9日確認された。 この事件を捜査中の大検察庁中央捜査部(部長 イ・インギュ)はパク会長から「盧前大統領に会い100万ドルを与えた」という陳述を確保し、盧前大統領に包括的贈収賄罪の適用を検討していると分かった。
検察はまた、パク会長の金500万ドルが盧前大統領の姪婿,ヨン・チョルホ(36)氏に渡されるのに先立ち、盧前大統領側の要求があったという陳述と情況を確保し捜査の速度を上げている。検察はこれと共にイ・ミョンバク大統領の最側近でパク会長の税務調査宥和ロビー関与疑惑を受けているチョン・シンイル(66)セジュンナモ会長の出国を禁止した。
しかしソウル中央地裁はこの日、パク会長から4億ウォン余りを受け取った疑惑(特定犯罪加重処罰法のわいろ)で請求されたチョン前秘書官の拘束令状を10日明け方に棄却した。これに伴い検察捜査に相当な支障が避けられなくなった。
これに先立ちホン・マンピョ大検察庁捜査企画官は9日、捜査ブリーフィングで「本当に前秘書官が大統領府(総務)秘書官室でカバンに入れた現金100万ドルをパク会長から直接受けたことが確認された」として「この金が盧前大統領に伝えられたのか、でなければ夫人クォン・ヤンスク氏に行ったのかはまだ確認されていない」と話した。検察はパク会長の陳述と共に大統領府出入記録など関連資料を確保したと分かった。検察は100万ドルの借用証など金銭貸借関係を説明できる資料はないと確認されたと説明した。
ホン企画官はまた、盧前大統領側がパク会長に金品を先に要求したという疑惑と関連して「捜査がある程度進行していて一部進展がある。すでに(関連)陳述を聴取し調書も作成した」と明らかにした。 彼は「疑惑が提起された100万ドルについて先に調査し、(ヨン氏が受け取った) 500万ドルに対する捜査も継続進行している」と説明した。
検察はパク会長の香港法人であるAPC関連口座の追跡資料に対する分析を終え次第、ヨン氏を先に召還することにした。検察はまたヨン氏とともにパク会長のベトナム工場を訪ねた盧前大統領の子息ノ・コンホ氏の召還調査も積極的に検討している。盧前大統領夫婦はこれらに対する調査が成された後に召還されるものと見られる。
これに対してムン・ジェイン前大統領府秘書室長は<ハンギョレ>との通話で「(500万ドルを盧前大統領が先に要求したとのことは)全く事実でなく、退任の後に伝え聞いたというのが正しい」と話した。しかしパク会長が盧前大統領に会い100万ドルを与えたのかという質問に対しては「クォン氏に(金が)行くからには大統領まで考えたと見ることもできるが、それは当時のパク会長の心の中はそうだったかもしれない」としつつ「使途や借用証などは捜査過程で自然に出てこないのか」と話した。
一方、大田地検特捜部(部長イ・ギョンフン)はこの日カン・クンウォン(57)昌信繊維会長を横領と租税脱税などの疑惑で拘束した。検察はカン会長を相手に2007年8月パク会長,チョン前秘書官と3者が会って財団設立など盧前大統領の退任以後の活動を議論した‘3者会合’の経緯,カン会長が(株)ボンファに投資したという70億ウォンの正確な性格などを調査する方針だ。カン会長は会社の資金266億ウォンを使って工事書類を偽造するなどの手法で法人税16億ウォンを脱税した疑惑を受けている。
キム・ジウン,大田/ソン・インゴル記者mirae@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/349006.html 訳J.S