原文入力:2009-04-08午後10:52:38
中央薬事審議委 勧告…今日 食品医薬品安全庁 発表予定
有名化粧品業者 2社 原料から石綿検出 ‘波紋’
キム・ソヨン記者
石綿成分が検出されたベビーパウダー,女性用化粧品に続き、石綿汚染の恐れがある医薬品1千余品目が販売禁止されるものと見られる。石綿が入っていることがある滑石を原料として使う医薬品だ。
食品医薬品安全庁の諮問機構である中央薬事審議委員会は8日会議を開き、石綿含有の恐れがある医薬品の販売を中止し回収することを食品医薬品安全庁に勧告した。イ・ビョンム委員長(成均館大 薬科大教授)は「医薬品に含まれた石綿は微量で呼吸器でなく口から食べても人体危害性は殆どないが、消費者不安感解消という次元で原則的に販売と流通を中断することが望ましいという結論を下した」と話した。
食品医薬品安全庁は来る9日、石綿汚染がある医薬品目録と共にこういう医薬品を販売禁止する方案を発表する予定だ。代替薬品がない新薬や希少医薬品などは販売禁止対象から除外されるものと見られる。製薬業界関係者は「新薬などを除いても石綿が含まれたタルク原料を使った医薬品は1千ヶ余り程度と把握される」と話した。現在、全体医薬品品目は2万5千ヶ余りと推定される。
一方、名前が知られた化粧品業者二社に供給された滑石原料から石綿が検出された事実が遅れて明らかになり論議がおきている。食品医薬品安全庁が去る5日に作成した‘タルク除去現況’資料によれば、原料供給業者のH社が有名化粧品製造・販売業者二社に納品した滑石からも石綿が検出されたと記されている。H社は国内タルク生産業者である永宇ケムテクとフランスの業者から滑石原料を持ってきて化粧品業者のH社とまた別のH社に納品した。食品医薬品安全庁は「H社のタルクは偏光顕微鏡で検査した結果、石綿痕跡があった」と明らかにした。だが食品医薬品安全庁は去る6日の記者会見では石綿汚染の恐れがある滑石を使った業者として(株)ロセアン1ヶ所だけを発表していた。
これに対してユ・ムヨン食品医薬品安全庁医薬品安全政策課長は「H社タルクは分光法とX線回折法で分析した時は石綿が出てこなかった」として「こういう場合、ヨーロッパ連合基準や私たちが去る3日新しく作った‘滑石に対する石綿検出基準’によれば問題がないと見なすことができる」と話した。
これに先立ち、食品医薬品安全庁は石綿検出基準を作る以前に石綿検査をしたベビーパウダー製品から偏光顕微鏡だけで石綿が検出された製品も販売中止措置をした。 キム・ソヨン記者dandy@hani.co.kr
原文: 訳J.S