文在寅、安哲秀候補が11日、単一化方式チームと福祉経済政策チーム、統一外交安保政策チームの構成に合意したことにより、両側の政策共助が政治分野を越えて経済・福祉と外交・安保などへ拡大するものと見られる。 両候補が6日初めての出会いで合意した‘新しい政治共同宣言’準備作業を優先的に進めつつも、他の政策についても共同宣言文を作っていくという話だ。 これで二つのキャンプは政治、経済・福祉、外交・安保など3つの政策協議実務チームと単一化方式協議実務チームなど計4つの共同実務チームを稼動させることになった。
両候補は昼12時頃に電話通話を通じてこのような方案に合意した。 二人が電話通話だけでこういう重要な事項を合意できた背景には両側の事前調整があったものとみられる。 文在寅候補のチン・ソンジュン スポークスマンは「文候補は安候補とビジョンと政策の類似性が非常に高いと見た。 単一化会合合意精神に則り両候補のビジョンと政策を互いに合意し、国民の前に発表して実践を約束することが必要だと判断して安哲秀候補側に政策協議を提案した」と説明した。 安哲秀候補も総合政策を発表しながら経済改革共同宣言と平和安保共同宣言をしようという提案を文在寅候補にした。
両候補が政策共同歩調の範囲を拡大することにしたのは、単一化のシナジー効果を高めながら政策イシューを主導しようとする戦略と見える。 単一化確定時点に新しい政治共同宣言に加えて経済・福祉、外交・安保分野の公約を提示する可能性が大きい。 両候補が共通公約を掲げれば重量感も高まり現実性も確保できるという判断もあるようだ。両者は4つの実務チームを稼動して、その都度合意内容を出すものと見られる。 2つの政策実務チームには両側から2人ずつが参加して、名簿は12日頃に発表される。
新しい政治共同宣言文作成のための実務チームは‘締め切り’に対する負担を減らしたためか、11日4次会議を以前より早い午後3時頃に終えた。 チョン・ヘグ、キム・ソンシク チーム長は具体的な協議内容に対する説明はせずに「相当部分が整理された。 12日に追加会議を開き、異見がある部分に対する議論と成案作業を同時に進めることにした」と説明した。 新しい政治実務チームは国会議員定数削減、比例代表の数などを巡り異見を示したと伝えられた。 安候補が提案した‘半額選挙’問題も新しい政治共同宣言実務チームで議論される可能性がある。 民主党はひとまず歓迎の意を示したが、内部では不満を表出する気流も一部に捉えられている。 文在寅キャンプのある議員は「選挙運動費用を半分だけ使おうというのはポピュリズムだ。 選挙費用の大部分が広報物、新聞放送広告費用なのに、それを半分に減らそうというのは国民に知らせる機会を減らそうという話だ」と話した。
キム・ボヒョプ記者 bhkim@hani.co.kr