ソウル南部地方裁判所民事合議15部(裁判長 ユ・スンニョン)は1日、チョ・ヌンヒ ディレクターなどPD手帳製作スタッフ4人が会社を相手に提起した訂正報道請求訴訟で「会社はニュースデスクの最初の画面に‘最高裁はダウナー牛を狂牛病の牛と指し示した事実などの真偽を判断しなかった’という内容の訂正報道文を表示し、進行者が朗読しなさい」として、原告勝訴判決を下した。 裁判所は「当時、最高裁は△放送に出てきた座り込んだ牛(ダウナー牛)が狂牛病に罹ったという報道と△最近死亡した米国女性アレサ・ビンスンが人間狂牛病にかかって死んだという報道を虚偽とは判決しなかった」として「したがって二つの争点が虚偽であることが判明したとし、謝罪放送をしたニュースデスクの報道は虚偽事実」と明らかにした。
裁判所は続けて「文化放送はニュースデスクの最初に訂正報道を放送し、これを履行しない場合にはチョ ディレクターなど製作スタッフに毎日100万ウォンを支給せよ」と判示した。
<文化放送>は昨年9月、最高裁がチョ ディレクターなどの名誉毀損事件に対して無罪を最終宣告し、3日後の9月5日9時<ニュースデスク>放映直前「2008年4月29日に放送された
<文化放送>は当時‘PD手帳判決に対する文化放送の立場’という題名で「最高裁が刑事上の名誉毀損に対しては無罪判決を下したが、報道の主要内容は虚偽だと判示し、真実報道を生命とする報道機関として責任を痛感する」と明らかにした。 また「最高裁は△(PD手帳が)ダウナー牛(いざり牛)を狂牛病の牛と指し示した部分△米国人アレサ・ビンスンが人間狂牛病で死亡したかのように言及した部分△韓国人が人間狂牛病に罹る確率が94%に達すると指摘した部分など3つの内容に対して‘虚偽’と判断した」として「2008年狂牛病が主要関心事であった時点に文化放送が誤った情報を提供したことはいかなる理由でも合理化されえない」と付け加えた。続いて9月20日にはチョ・ヌンヒ、キム・ボスル ディレクターに停職3ケ月などの重懲戒を下した。
パク・ヒョンチョル記者 fkcool@hani.co.kr