原文入力:2012/06/15 21:51(1053字)
狂牛病裁判 民・刑事7件 勝訴
"今度は私たちが責任を問う番"
米国産牛肉の狂牛病危険を報道した<文化放送>‘PD手帳’製作スタッフを相手に提起された7件の民・刑事訴訟で、PD手帳側が全て勝った。
最高裁1部(主審 パク・ビョンデ最高裁判事)はシム・ジェチョル セヌリ党(旧ハンナラ党)議員が米国産牛肉の安全性と関連した自身の発言を歪曲報道したとしてPD手帳を相手に起こした5億ウォンの損害賠償請求訴訟で原告敗訴判決をした原審を確定したと15日明らかにした。 最高裁は判決文でPD手帳報道に対して「狂牛病にかかった牛は特定危険物質(SRM)を除去しても安全ではないとの専門家たちの見解があり、他の国でも食用として使わないという点を強調したり修辞的に表現したもの」と判示した。
この日の判決で当時の報道と関連した民事訴訟6件、刑事訴訟1件の裁判が全て終わった。 最高裁は昨年9月2日、チョン・ウンチョン前農林水産食品部長官の名誉を傷つけたという疑いなどで起訴されたチョ・ヌンヒ ディレクターなどPD手帳製作スタッフ5人に対して無罪判決を確定した。 最高裁は判決文で「政策決定に関与した公職者個人の名誉毀損という形で言論人を処罰する時は慎重を期する必要がある」として、検察の無理な起訴を遠回しに批判した。
農食品部が文化放送を相手に起こした訂正.反論報道請求訴訟は最高裁の一部破棄差し戻し判決によりソウル高裁に戻った後、昨年12月1日、農食品部の一部敗訴で終わった。 ‘市民と共にする弁護士’等が国民訴訟人団を代理して出した24億ウォンの損害賠償訴訟も先月10日、最高裁で原告敗訴判決が確定した。 米国産牛肉輸入業者人AミートがPD手帳と俳優キム・ミンソン氏などを相手に起こした損害賠償訴訟など他の訴訟3件は途中で原告が訴えを取り下げた。
チョ ディレクターはこの日の判決後、ツイッターを通じて「4年2ヶ月かかって全て勝訴しました」と感慨を明らかにし、「今度は私たちが原告になる番です。 卑劣な言論プレイ、言論倫理綱領を完全に無視した(一部言論の)報道、憲法秩序を破壊した行為に対して厳重な責任を問います」と話した。
ヨ・ホンホ先任記者 yeopo@hani.co.kr
原文: 訳J.S