原文入力:2012/06/17 21:02(1217字)
←‘PD手帳’は6月抗争に力づけられて誕生した後、韓国社会のイシューを提起してきた20年の記録だ。 左写真は言論労組ろうそく集会場面. 資料写真
民事・刑事 7件 勝訴後‘反撃’… "意図的事実歪曲" 2億5千万ウォン請求
米国産牛肉の狂牛病リスクを報道した後、民事・刑事訴訟に苦しめられた<文化放送>(MBC)‘PD手帳’製作スタッフが報道機関と検事たちを相手に損害賠償訴訟を提起した。 PD手帳製作陣などを相手に提起された7件の民事・刑事訴訟で事実上全て勝訴した後‘反撃’に出たわけだ。
チョ・ヌンヒ前PD手帳責任ディレクターはソン・イルジュン、イ・チュングン、キム・ボスル ディレクター、キム・ウニ作家とともに<中央日報>と所属記者、チョン・ビョンド前ソウル中央地検1次長をはじめとする検事5人を相手に2億5千万ウォンの損害賠償請求訴訟を提起したと17日明らかにした。
<中央日報>は2009年6月15日「米国人アレーサ・ビンスンの死因と関連して検察が確保した訴状と裁判記録などによれば、告訴人と被告訴人は全員が変種クロイツフェルトヤコブ病(vCJD,人間狂牛病)に言及していないことが確認された」と報道した。 検察は3日後‘PD手帳’がビンスンの遺族が人間狂牛病を死因として言及したかのように描写するなど虚偽報道を行い、チョン・ウンチョン前農林水産食品部長官などの名誉毀損と業務妨害を理由に製作スタッフを起訴したが、裁判所で無罪が宣告された。
PD手帳製作スタッフはソウル中央地裁に出した訴状で「ビンスン遺族の訴状には‘変種クロイツフェルトヤコブ病診断を受け退院後に死亡した’と明確に記されている」として「PD手帳が事実を歪曲したと報道したことは名誉毀損」と明らかにした。 また、検察に対しては 「起訴直前に核心内容をマスコミに流し虚偽事実が報道されるようにした」と主張した。
チョ ディレクターは 「検察はビンスンの診断名が書かれた訴訟記録を確保し真実を知っていながらも意図的に事実を歪曲し、それを記者に情報提供して、権力を批判しなければならない記者は別途事実確認をせずに報道した」として「検察とマスコミが癒着した不法行為に責任を問い、歴史の記録に残す」と語った。
これに先立ちシム・ジェチョル セヌリ党議員がPD手帳から名誉をき損されたとして提起した損害賠償訴訟を最高裁が去る14日に棄却し、PD手帳側は狂牛病報道を理由に提起された民事・刑事訴訟に対し事実上全て勝訴で終えた。
ムン・ヒョンスク先任記者 hyunsm@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/538175.html 訳J.S