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[単独] "イ・シヒョン、内谷洞(ネゴクトン) 父親に言われた通りにした"

登録:2012-10-23 20:45 修正:2012-10-24 12:40
イ氏側近 「イ氏、‘MBが12億の準備方法を教えてくれた’話す」
「6億ウォンを配達しただけ…私邸の地価も知らなかった’主張」

 李明博大統領の息子イ・シヒョン(34)氏が伯父のイ・サンウン(79)ダース会長からソウル、内谷洞私邸敷地の購入費用6億ウォンを借りる過程に李明博大統領が直接関与した事実が確認された。 シヒョン氏は地価も知らずに金を‘配達’しただけと主張しており、不動産実名法違反疑惑を避けることは難しいものと見られる。

 イ・シヒョン氏のある側近は23日<ハンギョレ>記者と会い「李明博大統領がシヒョン氏に‘お前の名前で私邸敷地を買うのが良い’と話し、‘伯父に話して6億ウォンを借り、残りは母親を通じて用意しなさい’と指示した」として「シヒョン氏は父親から指示を受けて金の運搬をしただけで、どこにも関与していない」と明らかにした。 続けてこの側近は「シヒョン氏が大統領と話を終えた後、伯父に電話し‘事情がこのようになったが(シヒョン氏の名前で私邸敷地を買うことになったが)、父親が伯父に6億ウォンを借りろと言った’と話し、伯父イ・サンウン会長が‘伯母に話しておくから家にある6億ウォンを持っていけ’と話した」と付け加えた。

 この側近はシヒョン氏が6億ウォンを配達しただけで、内谷洞私邸敷地の取引には全く関与していないと強調した。 この側近の話を総合すれば、以後シヒョン氏は慶州からKTXに乗って上京し大統領府にあるカバン3個を自身の車に載せ、ソウル、広津区(クァンジング)、九宜洞(クイドン)のイ・サンウン会長の家に行った。 当時、家にいたイ会長の夫人パク・某(78)氏が家の収納棚にあった現金6億ウォンを渡し、シヒョン氏は現金をカバンに入れて直ちに大統領府に来た。 以後現金はキム・セウク(58)当時大統領府総務企画官室行政官に渡した。

 この側近は「シヒョン氏は現金を渡した以後の状況は全く知らない」として「残りは大統領府付属室で全て処理したと理解している」と説明した。 実際、キム当時行政官は現金を渡された後、大統領府の収納棚に保管し、内谷洞土地買い入れと税金・利子納付などの実務を任されて処理した。

 シヒョン氏側の主張どおりならば、シヒョン氏は私邸敷地を買いとるのに名義だけを貸し、現金を配達したことにより不動産実名法に違反したことになる。 これに先立ちソウル中央地検はこの疑いに対して「シヒョン氏が金を借り、取得登録税なども全てシヒョン氏が納付し、形式的・実質的にシヒョン氏が土地を買いとったと見ることが妥当」として無嫌疑処分した経緯がある。

 この側近はシヒョン氏が内谷洞私邸敷地の地価も全く知らなかったため‘背任’容疑は適用できないと明らかにした。 この側近は「シヒョン氏は‘李明博大統領が12億程度必要だと言ったので、そうだと思っただけで地価が11億2000万ウォンである事実も知らなかったし、内谷洞私邸敷地に行ってみたこともないと理解している」として「地価がどのように決まったのかをシヒョン氏が知らない状況では背任は成立しない」と説明した。

 李明博大統領一家のソウル、内谷洞私邸敷地安値購入事件を捜査中のイ・グァンボム特別検事チームは25日ソウル、瑞草区(ソチョグ)の特検事務室にシヒョン氏を呼んで調査する。

ファン・チュンファ記者 sflower@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/557132.html 韓国語原文入力:2012/10/23 20:13
訳J.S(1551字)

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