本文に移動

朴槿恵 選対委 発表… "保守へ右向け右・親李系 失踪"

登録:2012-10-12 10:13 修正:2012-10-12 10:14

原文入力:2012/10/11 20:15(1726字)

朴槿恵セヌリ党大統領候補(左側)とキム・ムソン総括選挙対策本部長が11日午後ソウル、永登浦区(ヨンドンポク)、堂山洞(タンサンドン)のグランドコンベンションセンターで開かれた選挙対策委員会中央委ワークショップ開始に先立ち花束を持った手をあげて挨拶している。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

共同対策委員長に4人

キム・ヨンジュン、キム・ソンジュ、ファン・ウヨ、チョン・モンジュン

‘ニューライト’大挙布陣 大統合委

朴、委員長 直接 務める

朴槿恵セヌリ党大統領候補が11日キム・ヨンジュン(74)前憲法裁判所長とキム・ソンジュ(56)ソンジュグループ会長、ファン・ウヨ代表、チョン・モンジュン前代表など4人を共同選挙対策委員長とする選対委人選を発表した。 外縁を拡大できないまま保守性向を明確にしたという評価が出ている。

 朴候補はこの日ソウル、汝矣島(ヨイド)のセヌリ党事務所で記者会見を開いて共同選対委員長の人選を発表しながら 「政治刷新と国民統合、国民幸福を最高の価値とした」と話した。 キム前憲法裁判所長は小児麻痺に勝ち抜いて最高裁判事になった人物だ。 キム会長はファッション業界の女性経営者で、ドイツ ブランド MCMを買収し成功させたという評価を受けている。 朴候補は 「すべての公約を一つ一つ実現する」 として新設した公約委員会委員長を直接務めることにした。

 朴候補は「分かれた土地の上には家を建てられないように、分裂を治癒してこそ未来へ力強く出て行ける」と統合を強調したが、党内外では朴候補の保守性をより一層明確に表わしたという評が出ている。 キム前憲法裁判所長は狂牛病報道製作スタッフに対する無罪判決に関し否定的見解を明らかにした経緯がある。 彼はパク・セイル前国民センガク(考え)代表が設けた保守団体である‘韓半島先進化財団’と‘先進統一連合’等に顧問団として参加しもした。 特に、朴候補の支持団体である忠清(チュンチョン)未来政策フォーラム顧問を受け持ってきて厳密に話せば外部人の招聘とは言いにくい側面もある。

 当初ハン・グァンオク前金大中大統領秘書室長が務める予定だった国民大統合委員長も朴候補が直接務めることにした。 これはアン・テヒ政治刷新特別委員長の反発を揉み消すための措置と見える。 この国民大統合委員会には強行保守指向のニューライト出身人士が大挙含まれた。 チェ・ホンジェ委員はニューライト財団が出す雑誌である<時代精神>常任理事を務めた代表的なニューライト要人だ。 キム・ヨンジグ委員もニューライト シンクネット常任執行委員出身で李承晩・朴正熙政権を美化した韓国近現代史代案教科書執筆に参加した。 ユ・ソンシク、シム・ヨンシク委員もそれぞれ<時代精神>常任で自由主義全北(チョンブク)フォーラム代表だ。 特別補佐団に含まれたパク・ソニョン前自由先進党議員は脱北運動を繰り広げた人物だ。 あるセヌリ党党役員は「これは完全保守側に右向け右をした人選」と話した。 ある選対委幹部は「このような人事が首都圏2040世代の指向に合うか懐疑を持つ」と話した。

 党内部人士の抱き込みも実現しなかった。 イ・ジェオ議員をはじめとする親李系出身議員は選対委職責を引き受けることができなかった。 招聘説が飛び交ったパク・サンジュン前参与連帯代表など進歩指向の人々もいなかった。 反面、親朴系の人々は大挙重用され、特に朴候補と長年にわたり縁を結んでいるチェ・ウェチュル嶺南(ヨンナム)大 朴正熙リーダーシップ研究所長は企画調整特別補佐官として起用された。 党内外からは「典型的な親朴布陣」 という批判が出てきた。 ある選対委核心関係者は「感動のない残念な人事」と話した。

ソン・ヨンチョル、チョ・ヘジョン記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/555413.html 訳J.S