本文に移動

セヌリ 取材制限 度を越した…言論が広報ツール?

登録:2012-10-11 09:18 修正:2012-10-11 09:36

原文入力:2012/10/10 22:55(1271字)

【水原(スウォン)=ニューシス】10日午後、京畿(キョンギ)水原(スウォン)の京畿道庁を訪問した朴槿恵セヌリ党大統領選候補がキム・ムンス京畿知事とともにムハントルボムセンターへ向かっている。

朴槿恵-キム・ムンス会合 "記者が入れば良くない"

4人だけ許容…接近も制止

"言論を広報ツールと認識"

"記者たちはなぜ入って来ないのか?" (キム・ムンス)

 10日午後、京畿道(キョンギド)、水原市(スウォンシ)、八達区(パルダルグ)の京畿道庁道知事執務室。 朴槿恵セヌリ党大統領候補と会ったキム・ムンス知事の最初の言葉だった。 大統領候補競選後、朴候補と自身の初めての単独会合に言論の関心が高いはずなのにたった4人の取材記者だけが入ってきたのが意外という反応だった。

 執務室の外では30人余りの取材記者が取材を阻む党スポークスマン室党役員に「こうするならば(私たちが)なぜ来たのか」と抗議した。 記者の間からは「セヌリ党が言論を朴槿恵候補の広報ツール程度に認識しているのではないか」という話が出てきた。

 セヌリ党はこの間 「一問一答がない」とか 「朴候補が今日は質問を受けないことにした」として取材を統制し、何度も論難を起こしたことがある。 取材記者が朴候補の警護員に押されて踏みつけられることもあった。

 セヌリ党スポークスマン室はこの日、京畿道庁へ向かうバスの中で道知事執務室が狭いという理由で取材記者を4人の組(共同取材団)で運営すると一方的に通知した。 しかし京畿道庁関係者は「執務室には取材記者が立っている空間は(十分に)ある」と話した。

 また、セヌリ党は「今日は朴候補が(記者たちの)質問を受けない」と通知した。 朴候補に対する質問が党内混乱に集中することが明らかなので、キム知事との‘大統合’の歩みが遮られるという憂慮のためだ。 セヌリ党は朴候補とキム知事が共に歩いていく時も共同取材団に「3m以内に近づくな」と制止し、そのために記者たちは朴候補とキム知事が歩きながら交わした話を聞けなかった。 スポークスマン室は「候補側要請」とし、「今日の主題は‘大統合’であるので(朴候補、キム知事)2人だけの写真が撮影できるよう記者たちに取り囲まないで欲しい」と話した。 ある当局者は「文在寅(ムン・ジェイン)・安哲秀(アン・チョルス)(候補)は良い写真が多いが、朴候補は常に(記者たちの)マイク、携帯電話(の出てくる画面)ばかりだ。 良い写真がない」と話しもした。

 イ・ジョンヒョン公報団長はこの日の取材封鎖と関連して、記者たちに謝りながら「今後も(候補に対する)言論の質問は止めない」と約束した。

シン・スングン、キム・ウェヒョン記者 skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/555212.html 訳J.S