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総合編成、損失1千億ウォン台・視聴率0.4% ‘総体的不良’

スタート6ヶ月…製作費 非常に少なく
コンテンツ不足 再放送51%に達し
広告無く 無料広告比重 増加
政府では34億余ウォン分の広告出す

原文入力:2012/10/09 21:59(1728字)

 昨年12月にスタートした総合編成チャンネル(総合編成)が数百億ウォン台の赤字と0%台の視聴率を免れなくなっており、編成の50%以上を再放送に頼っていることが国政監査資料で確認された。 選定審査当時に掲げた計画もほとんど履行可能性が希薄であることが明らかになった。

 国会文化体育観光放送通信委員会のユン・グァンソク民主統合党議員は9日企業公示資料を分析した結果、今年6月までの純損失額は<中央日報>総合編成(JTBC) 825億ウォン、<東亜日報>総合編成(チャンネルA) 191億ウォン、<毎日経済新聞>総合編成(MBN) 181億ウォンに達していると明らかにした。 <朝鮮日報>総合編成(TV朝鮮)の損失額は知らされていない。

 視聴率は総合編成4社全てが依然として0%台に留まっている。 視聴率調査業者AGBニールセン調査によれば、2011年12月1日~2012年9月23日の総合編成4社平均視聴率は0.45%に過ぎない。

 プログラム製作費用もまた充分に投入されていない。 ユン議員室は昨年12月から今年8月までJTBCは652億ウォン、MBNは341億ウォンを投じたと明らかにした。 開局当時‘地上波水準’のプログラム製作費とコンテンツの質を約束したバラ色の計画とは相当にかけ離れている。 2010年基準でと<韓国放送>(KBS)の製作費はそれぞれ3000億ウォンを超える。

 多様なプログラムを作ることができないために再放送比率も平均51.7%に達した。 今年7月までJTBCが55.1%、TV朝鮮が55.9%、チャンネルAが54.6%、MBNが41.0%だ。 同様な期間に韓国放送は18.8%、SBSは10.8%、ストライキがあった<文化放送>(MBC)は26.9%の再放送率を記録した。 ユン議員は「総合編成の生放送コンテンツがほとんどニュースという点を勘案すれば、自社生産コンテンツの量がどの程度に少ないのか察することができる」と説明した。 また、総合編成4社は選定審査当時に出した事業計画書に含まれた内容達成が難しいという評価を受けている。 JTBCは△聴覚障害者のための閉鎖字幕(closed captioning)実施△報道・教養・娯楽のバランスが取れた編成を約束した。 TV朝鮮は△2012年売上2433億ウォン達成△1万6000ヶ余りの新規働き口創出などを計画した。 チャンネルAは直接製作費84.8%(2012年基準)の外注製作投入、MBNは毎週20編以上の公益プログラム製作などを掲げた。

 総合編成事業者がスタート趣旨を生かせもできず‘公約’を守ることもできないにもかかわらず政府は広告を通じて総合編成を支援した。 無所属カン・ドンウォン議員は総合編成スタート後、政府が4ヶの総合編成に34億3000万ウォン分の広告を与えたと明らかにした。

 低いコンテンツの質と底を這う視聴率は広告にも悪影響を及ぼしている。 ノ・ウンレ民主党議員が韓国言論振興財団資料を分析した結果、政府広告に対する総合編成チャンネルの平均‘ボーナス率’は518%であった。 ボーナス率とは無料広告を本来の広告費に比較した数値だ。 投資-コンテンツの質-広告-収益性が悪循環を形成したわけだ。

 ユン議員は「李明博政府は総合編成許可当時、生産誘発効果が2兆9000億ウォン、就職誘発効果が2万1000人に達するという情報通信政策研究院の報告書を広報し総合編成の必要性を強調した」として「しかしこれは雲をつかむような展望であり、結局 総合編成事業は保守言論に対する特典集めに過ぎないことが明らかになった」と語った。

ユ・ソンヒ記者 duck@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/554982.html 訳J.S