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教科部・国税庁内部“MB好みに合わせたのに…理解できない”

原文入力:2008-12-18午前09:14:53
 ‘改革対象’指定に憤まん…“魂が入ってないという皮肉も聞いたが”
‘教科書修正’ ‘企画税務調査’ 非難覚悟でやっても総入れ替えとは

←17日昼、ソウル,世宗路,政府総合庁舎で公務員たちが昼食のために後門から出てきている。 パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

教育科学技術部が高位公務員総入れ替えの震源地になったことについて教科部内では‘理解できない’という反応が多い。この間、‘魂が入っていない公務員’という非難を甘受しながら、歴史教科書修正などに一肌脱いだのにあたかも教科部が前政権既得権勢力の巣窟であるかのように罵倒されているためだ。
教科部関係者たちは、大統領府と与党が教科部を‘改革対象1号’に指定したことに対してくやしがる雰囲気だ。イ・ミョンバク政府スタート以後、前政権の時とは180度態度を変えて新政府の‘調子’に合わせているにも関わらず教育改革に抵抗する勢力として追い詰めるのは理解し難いということだ。

実際、大統領府など政界では歴史教科書修正,紛争私学処理など教育界懸案がすっきりと解決されないでいるという点を挙げて、教科部が改革困難に陥っていると非難しているけれどこれは実状と違う。 歴史教科書はイ・ミョンバク政府の思い通りに修正作業が事実上完了した。朝鮮大など紛争私学問題も私学紛争調停委員会が正常化手続きを審議している状況であり教科部が越権と非難されながらも臨時理事選任を推進し教育運動団体らの非難を買うことまでした。

これに伴い教科部内外では長官評価で低い点数を受けたアン・ビョンマン長官が大統領府を意識し事前意見交換を通じて高位公職者総入れ替えのために先鋒を名乗り出たのではないかという分析が出てくる。通常の手続きにより人事をしたならば、こんなにまで波紋が大きくならなかったはずなのに、あえて眼に触れるほかはない‘一括辞表’という形式を取ったところには何か他意があるということだ。教科部のある幹部は「今回の一括辞表を契機に教科部に大々的な刷新が必要だという雰囲気を作りあげ、イ・ジュホ前大統領府教育科学文化首席を次官に座らせようとする布石ではないか」として‘陰謀説’まで提起した。

これに対して教科部幹部らは「憶測に過ぎない」と説明している。 教科部関係者は「アン長官が5ヶ月間さまざまな懸案を体験し高位公務員たちの業務能力など資質に対する評価を終えた状態」として「長官の負担を減らし人事で選択の幅を広げるために一括辞表を受けただけでそれ以外の背景はない」と話した。他の関係者も「教科部次元の必要により一括辞表を受けただけなのに、その事実が大統領府に報告され政治的解釈が付け加えられて波紋が大きくなったようだ」と語った。

国税庁職員たちもイ・ミョンバク政府スタート後、他の部署に比べて最も速かに‘政権の請負人の役割’を果たしてきたのに「どういう訳だ」という反応だ。実際国税庁は権力核心の‘好み’に合わせたような‘企画税務調査’を熱心に行った。ロウソクのあかり政局の真っ最中にポータルタウムに対して期間を延長して行った税務調査やKBS外注企画会社らに対する大規模税務調査が代表的な事例だ。

ある国税庁職員は「その上に過去の古い姿を脱ぎ捨てるためにいつのにもまして努力したのが事実」としながら「果たして何を根拠に国税庁を総入れ替え対象だと決めたのか理解に苦しむ」と話した。 こうしてみるとハン・サンリュル庁長後任人事のための事前布石という解釈が有力になってくる。大統領府および権力核心と調子が合わない現在の1級たちを調子がもっと合うTK(大邱.慶北)出身に置き換えようとする布石ではないかということだ。

大統領府のハン秘書官は教科部高位公務員から先に手を付けた理由が盧武鉉政府の時から出てきた長官が赴任すればはかが行かず教育公務員の論理にもてあそばれるという‘慢性的な問題点’のためかという問いに「そうだな,教科部がそうだという話は聞いたが…」と話し余韻を残した。 イ・ジョンギュ記者,チョン・ナムギ選任記者jklee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/administration/328379.html

原文: 訳J.S