原文入力:2012/10/08 20:12(1082字)
李明博大統領一家のソウル、内谷洞(ネゴクトン)私邸土地安値買い入れと関連して、検察が大統領一家へ火の粉が飛び散ることを心配して土地買い入れ実務者の背任疑惑に対して無嫌疑処分をしたという検察高位幹部の証言が出てきた。
チェ・キョイル(50)ソウル中央地検長は8日、出入り記者団との昼食の席で 「内谷洞敷地788坪中の140坪が私邸で、648坪が警護棟だが、将来の開発利益を勘案して警護棟敷地の負担分を高くし、私邸負担分を低くした」と語った。 チェ地検長は「788坪の内、私邸と警護棟にまたがる土地に対して地主が25億ウォンくれと言い、将来の開発利益を勘案して私邸側地価を低くして警護棟側の地価を上げた」とし「こういう詳しい部分をキム・インジョン警護処長もよく分からなかったし、(警護処が私邸建設を推進し特別採用した)キム・○○氏がすべてを主導した」と説明した。
チェ地検長は続けて「形式的に見れば(キム氏の行為を)背任と見ることもできる」として 「キム氏を起訴することになれば背任に伴う利益の帰属者が大統領一家となる。 これをそうすることが…」と話した。 チェ地検長は‘大統領一家を背任の帰属者と規定することに負担を感じて起訴しなかったと見てよいか’という質問に「そうだ」と答えた。 検察が背任罪を適用すれば、李大統領一家にも刑事的責任が及びかねないことを憂慮して実務者であるキム氏も起訴しなかったという意味と解説される。
これに対してチェ地検長は昼食が終わった後「世論の圧力があるからキム氏だけ起訴する方案を考えてみたが、これも妥当でないと見た」として「キム氏起訴が妥当でない言いながらも、大統領関連の話をしたのは蛇足で、大統領を意識して起訴をしなかったと言うならばそれは歪曲」と釈明した。 キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/554791.html 訳J.S