原文入力:2012/10/04 19:12(866字)
高齢者10人中6人が性生活を継続しているが、3分の1が性病に感染した経験があるなど、高齢者の性の安全が深刻な危険に露出しているとの調査結果が出た。
韓国消費者院は「老人の日」(10月2日)にあわせて、釜山・光州・大田などに居住する60代以上の500人を対象に性安全実態を調査した結果、性生活を営んでいる人のうち、32.1%(100人)が過去3年間に性病に感染した経験があったと4日、明らかにした。調査対象の平均年齢は72.1才だ。
調査対象のうち、現在 性生活を営んでいると答えた人は312人で62.4%に達した。このうち、異性交際を通しての性関係経験があると答えたのは175人(56.1%)で、買春経験があると答えたのは145人(46.5%)に達した。特に買春時にコンドームを使わないと答えた人が3人中2人で、性病に罹患する危険に直面している人の比率が高いことが調査された。
また、性生活をしている高齢者の相当数が勃起不全治療薬や性機能補助医療機器を購入した経験があり、使用後の副作用の頻度も高いことが分かった。性生活をしている人のうち、勃起不全治療薬を服用した経験があるのは115人(36.9%)であり、このうち67.0%は血圧上昇、顔面紅潮、眼球充血などの副作用を経験したと調査された。病院処方後に薬局で購入した人は44.3%に過ぎず、過半数が成人用品店や露天商など認可されていない場所で購入した製品を服用していた。性機能補助器具を使った経験がある人は29.5%(92人)であり、このうち「正規商品」を使った高齢者は26.1%(24人)に過ぎなかった。
消費者院は「高齢化社会に入り性生活を営む高齢者は増加している反面、高齢者対象の性教育プログラム普及などは不十分で、対策準備が至急必要だ」として「多様な老人相談窓口活性化、コンドーム無料支給、老人性教育プログラム拡大などが必要だ」と指摘した。 また、老年期の健康な性生活のために勃起不全治療薬、成人用品などは正規商品であることを確認してから購入するよう求めた。
クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/554303.html 訳 M.S