原文入力:2012/09/20 19:52(1200字)
←【ソウル=ニューシス】キム・ジョンウ金属労組双龍(サンヨン)自動車支部長が20日午後ソウル、汝矣島(ヨイド)の国会環境労働委員会全体会議室で開かれた双龍車整理解雇事態聴聞会で議員の質問に答えている。
聴聞会… "警察、テーザー銃(訳注:高圧の電気矢を発射する銃)など重武装"
去る2009年、双龍(サンヨン)自動車労働組合の京畿道(キョンギド)、平沢(ピョンテク)工場占拠籠城鎮圧のために戦時をほうふつさせる程の警察力と装備が投入されたことが明らかになった。
20日国会で開かれた双龍車聴聞会で警察がハン・ミョンスク民主統合党議員とシム・サンジョン無所属議員に提出した資料を総合すれば、当時警察特攻隊は鎮圧棒と盾などの基本装具の他に拳銃型電気衝撃機(テーザーガン),近接噴射器、色素噴射器、多目的発射機、ガス噴射兼用こん棒などの各種鎮圧装備で重武装していた。 2008年以後、現在まで警察特攻隊がこのような攻撃装備で重武装したケースは双龍車現場が唯一だった。 2009年1月‘龍山惨事’時に投入された警察特攻隊99人も消火器と盾、鎮圧棒、空気呼吸器などを使っただけだ。
催涙液を混ぜた放水銃の使用量も最近5年間で双龍車現場が圧倒的に1位であった。 双龍車労組鎮圧当時、放水銃使用量は228.8tだった。 これは2009年通年使用量の89%、5年間の使用量合計の41%に該当する。 米国産牛肉輸入反対ろうそくデモがあった2008年の使用量よりも1.33倍多い量だ。
警察は‘テーザーガン’のような危険な装備使用もはばからなかった。 京畿地方警察庁は2007年から2012年までに計88回テーザーガンを使ったが、ほとんどが殺人など凶悪事件容疑者を相手に使ったもので、集会・デモ鎮圧に使ったことは双龍車労働者を対象にした2回が全てであった。
ストライキ鎮圧当時、双龍車、平沢工場には2009年7月20日から8月5日までの約半月間に延べ人数1154人の警察特攻隊が投入された。 これは最近5年間の集会・デモに投入された警察特攻隊の延べ人数2148人の半分を越える数値だ。
シム・サンジョン議員は当時京畿地方警察庁長官として鎮圧作戦を指揮したチョ・ヒョノ前警察庁長官に 「当時、チョ前庁長は警察が盾と鎮圧棒だけを持っていたと言ったが全部嘘という事実が明らかになった」として「このように多くの警察力と装備を動員したことは李明博大統領に対する過度な忠誠心のため」と叱責した。 チョン・ファンボン、イ・ジョングク記者 bonge@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/552647.html 訳J.S